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仕事の時間

2014年04月28日 13時32分48秒 | キャリア支援
仕事の締め切り 時間、世間の常識
R25
2014年4月21日(月)17:15

「なるはや」「午後イチ」「近いうち」…。
ビジネスの世界には、時間にまつわる
“あいまいワード”が多数存在する。
時間の感覚は人それぞれなだけに、
自分なりの解釈でのんびり構えていると、
「まだやってないのか!」なんて
お叱りを受けてしまうこともある。
そんな感覚のズレを検証すべく、
25~34歳のビジネスマン200人にアンケートを実施。
「今日中に」や「朝イチまで」といった言葉で
仕事を頼まれた(頼んだ)場合の“納期”は、
それぞれ何時ごろだと思うか尋ねてみた。


その結果、「今日中に返事をください」と依頼された時の締め切りは
「17~18時ごろ」が64.5%とダントツ。
なかには「23時59分59秒」(4.5%)、
「翌朝の始業時間前まで」(3.0%)なんて
ツワモノもいたが、「今日中に」と言われた場合、
大多数は定時までに対応すべきと心得ているようだ。
また、「朝イチ」の場合は「午前9時半まで」(51.5%)、
「夕方まで」は「17時ごろまで」(56.5%)が最多。
これが多くの会社員の“常識”といえそうだ。

一方、回答にバラツキがみられたのは「もうちょっと」
「近いうち」といった、さらにぼんやりした表現。
仕事で「ちょっとだけ時間もらえる?」と声をかけられた時に
想定する時間は「10分以内」が最も多く(32.0%)、
次いで「15分以内」(30.5%)、「30分以内」(19.0%)、
「5分以内」(15.0%)となった。そして、
これもビジネス現場で多用される「近いうちに連絡しますね」という
セリフの場合は、「2~3日後くらいまで」派(44.0%)と
「1週間後くらいまで」派(34.0%)に意見が分かれる結果となった。
近いうちと言ったからには
最低でも1週間以内に連絡しないと
社交辞令と受け取られてしまいそうだ。

ちなみに、「午後イチまでにください」と編集者にオーダーされたこの原稿が
完成したのは23時。(圧倒的)多数派意見の
「13時頃まで」(73.5%)をはるかにオーバーしてしまったのでした。
(榎並紀行/やじろべえ)
(R25編集部)

コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

http://news.goo.ne.jp/article/r25/bizskills/r25-20140420-00035708.html

Excel方眼紙めぐる論争

2014年04月28日 00時21分59秒 | 学習支援・研究
Excel方眼紙めぐる論争 
弊害あるのにやめられない理由とは

NEWS ポストセブン
4月3日(木)7時6分配信
 
新しい職場で働き始めてしばらくは、
どんなキャリアの人でも慣れない環境に苦労するものだ。
そのなかで職場の上司や先輩、前任者から引き継がれた
Excel文書に悪戦苦闘させられている人も少なくないだろう。
その代表例が、すべてのセルを小さな正方形に整え
方眼紙に見立てて罫線を引き、
複雑に組み合わされたセル結合がいくつもある通称
「Excel方眼紙」によって作られた文書ファイルだ。


「『Excel方眼紙』の何が悪い?」より

いまの会社で働き始めて6年目の直子さんは、
春の配置換えで移動した先で使用する社内での申請や確認文書を
データで引き継いだとき、Excel方眼紙によって
作成されたファイルが引き継ぎに向いていないと思い知らされた。
組織変更によって項目がいくつか変わったため、
新たな仕組みに合わせようと
ファイルに変更を試みたが簡単にはいかなかったのだ。

「Excel方眼紙で作られた文書はセル結合に見た目以上の意味がないから、
ファイルを見ても変え方が分からず
新たに文書を作るよりも手間がかかります。
以前の部署の上司もExcelで文書を作成するのが好きな人でしたが、
印刷したものしか受け取ったことがなかったのでExcel方眼紙が
こんなにやっかいだとは気づきませんでした」(直子さん)

結局、直子さんは問題の文書類の多くをExcelの新規ファイルとして
作成しなおしたそうだ。方眼紙になるほど細かく
セルを設定しなかったが、結合やセンタリングをいくつも施している。
きっと次に引き継ぐとき困るのだろうなと思いながら、
もとの文書に近いものを作成できる他の方法が分からなかったからだ。

表計算ソフトであるはずのExcelは、
直子さんの会社だけでなく日本じゅうのいたるところで
文書作成のために多用されている。
特に自治体ではExcelで作成されたファイルが
申請書類ひな形や公表データとして多用されている。
紙へ出力することしか想定されておらず、
データの再利用性が低いが
Excelの特定機能をフル活用しているこれらを、
神を超える「ネ申」というネットスラングを交えて
「ネ申Excel」と揶揄されてもいる。

Wordでは罫線が引きづらいため、
思うような書類を作りやすいExcel方眼紙を利用して文書作成することは
何か不都合を生み出すのだろうか。
前出の直子さんのように、
実際に引き継ぎがしづらいこと以外に問題があるのだろうか。

「セルひとつにデータはひとつでないと、
本当に困るんですよ」とこぼすのは、
かつて部署どうしで交していた内部の注文票データを移行するプロジェクトに
関わったことがある40代のシステムエンジニアだ。

「いちいち印刷して使用していたそうですが、
データファイルも全部残っていると聞いたので
データを抜き出したいともらったのが膨大なExcelのファイル。
結合セルが複雑に絡まり合っているうえ、
ときどき結合具合が変更されて最近はいわゆる方眼紙タイプになっていました。
おかげでcsvデータとして抜き出すことさえ苦労しました。
結合セルはそのままコピー&ペーストもしづらくて、
最終的にはかなり人力に頼りました」

データの再利用性以外にも、
Excel方眼紙は特定の機能を活用しすぎているため
再現性を保てない問題も生じる。また
表計算ソフトなので、ディスプレイでの見た目は
印刷時に必ずズレを生じる。そして
Windowsパソコンで作成したExcel方眼紙を
複雑に使用したファイルをタブレットやスマートフォンで開くなど
環境が変わると、意味をなさない表示になってしまうケースもある。

不都合も多々あるExcel方眼紙だが、
罫線を引きやすい便利で魅力的なツールとして捨てがたい。
互換性や再利用性から悪評が多くとも
実際の利用者が多いことから、Excel方眼紙から
簡単な操作でWEBアプリを作成できるソフトウェア
「Forguncy(フォーガンシー)」が今夏発売予定だ。
WEBアプリになれば互換と再現の問題がかなり解消される。

不具合の解決策が提案されても、
いったん大きく広まった習慣が改まることはなかなかない。
主に技術畑の人から非難されることが多いExcel方眼紙だが、
ビジネス向け雑誌では特集を組まれるほどの人気ノウハウだ。
多くの働く人々が使い慣れた
このテクニックが消えることは、当分なさそうだ。