内容(「BOOK」データベースより)
「母さん死ぬな―」へなちょこ25歳がいざ一念発起!?崩壊しかかった家族の再生と「カッコ悪すぎな俺」の成長を描く、勇気と希望の結晶。
~*~*~
著者あとがきによれば、2007年7月から12月にかけて日経ネット丸の内オフィスにてweb連載したお話で、これに書下ろしの「after hours」を加えて本になったものだそうです。
有川浩さんの作品は楽しい気分になりたい時にピッタリなので、時々読んでます。
ベタ甘のラブコメに、そこここが少々こちょばゆくなりながら。
何気ない風景描写のなかの風刺に耳が痛くなりながら。
が、今回の作品は、考えさせられることが多い作品でした。
そこそこの私大を卒業して、そこそこの会社へ就職したものの、三ヶ月ほどで辞めてしまった武誠治(たけせいじ)。
その後、なかなか就職できずにフリーター生活をおくっていた。
が、母親が心を病み、原因がご近所のいじめだと知り、誠治はこれまで“どうにかなるさ”とか“なんとかなる”と現実から目をそむけ、甘えていたために母親の異変に気づけなかったことを大きく後悔していた。
「間に合わなかった」俺…と。
自殺を図るほど病んだ母親を救うために、誠治は自分が働いてお金を貯め、引越しをしよう、と本気で働き出す。
ダメダメな誠治が生きざまを後悔し、それをどう乗り越えるという成長物語であり、同時に働くということについても改めて考えさせてくれたし、家族への愛や責任、思いやりについても同様です。
有川さんらしく、ほんのりしたロマンスっぽいくだりがあるのも、ほのぼのとして良かった。
都合よすぎなところも大いにあるけれど、何かを後悔している人には響くものがあるお話だと思いました。
「母さん死ぬな―」へなちょこ25歳がいざ一念発起!?崩壊しかかった家族の再生と「カッコ悪すぎな俺」の成長を描く、勇気と希望の結晶。
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著者あとがきによれば、2007年7月から12月にかけて日経ネット丸の内オフィスにてweb連載したお話で、これに書下ろしの「after hours」を加えて本になったものだそうです。
有川浩さんの作品は楽しい気分になりたい時にピッタリなので、時々読んでます。
ベタ甘のラブコメに、そこここが少々こちょばゆくなりながら。
何気ない風景描写のなかの風刺に耳が痛くなりながら。
が、今回の作品は、考えさせられることが多い作品でした。
そこそこの私大を卒業して、そこそこの会社へ就職したものの、三ヶ月ほどで辞めてしまった武誠治(たけせいじ)。
その後、なかなか就職できずにフリーター生活をおくっていた。
が、母親が心を病み、原因がご近所のいじめだと知り、誠治はこれまで“どうにかなるさ”とか“なんとかなる”と現実から目をそむけ、甘えていたために母親の異変に気づけなかったことを大きく後悔していた。
「間に合わなかった」俺…と。
自殺を図るほど病んだ母親を救うために、誠治は自分が働いてお金を貯め、引越しをしよう、と本気で働き出す。
ダメダメな誠治が生きざまを後悔し、それをどう乗り越えるという成長物語であり、同時に働くということについても改めて考えさせてくれたし、家族への愛や責任、思いやりについても同様です。
有川さんらしく、ほんのりしたロマンスっぽいくだりがあるのも、ほのぼのとして良かった。
都合よすぎなところも大いにあるけれど、何かを後悔している人には響くものがあるお話だと思いました。
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