
三島町の早戸地区で空き家となっていた古民家を改修し、モデルハウス「清匠庵(せいしょうあん)」の完成披露式が15日に行われました。
以下、福島民報社の記事
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古民家モデルハウス完成披露 三島で移住や復興住宅に活用へ
都会からの移住や東日本大震災の復興住宅としての活用を目指し改修された三島町の早戸地区の古民家のモデルハウス「清匠庵(せいしょうあん)」の完成披露式が15日、現地で行われた。
同町の佐久間建設工業が空き家になっていた築約150年の古民家を借り、改修を進めてきた。木造2階で建築面積113平方メートルの古民家は、長年の風雪を耐えてきた。頑丈な構造材を生かしながら壁や床、天井などに新しい木材に替えた。水回りを現代生活向けに改良し、光ファイバーなど通信網を整備した。
同社をはじめ会津地方の森林に関わる異業種でつくる「奥会津IORI倶楽部(いおりクラブ)」は移住や2地域居住、さらに震災や東京電力福島第一原発事故の被災者の復興住宅として空き家を活用する取り組みを進めている。「清匠庵」はそのモデルハウスとなる。
また「清匠庵」の一部を貸事務所として提供する。既に都内のIT会社の入居が決まっており、今月末から利用を始める。立地条件にとらわれないITやデザインなどの業種向けの、新たなビジネスモデルを提案していく。
完成披露式では佐久間建設工業の佐久間源一郎社長があいさつし、関係者とテープカットした。内部が公開され、2階の事務所スペースで、モデルハウスのプレゼンテーションを行った。佐久間社長は「奥会津地方で増え続ける空き家の解消、地域の活性化に生かし、本県の復興に貢献したい」と話している。