母の運転免許の更新は、ギリギリの合格でした。
一番苦労したのは視力検査だったらしく
眼科で白内障の手術を勧められていたものの
様々な理由で、一時的に眼鏡を新調するより他なかったようです。
免許の更新が、死活問題になる高齢者は多いと思うのですが
年齢に関係なく、道路では常に危険が付きまとうので
更新時の厳しい検査と試験は、致し方のないことだと思います。
慣れた道では、少し横着になってしまい
慣れない道では、時々判断を誤りそうになり、
どのような道でも、どんな年齢でも、同じであるような気がします。
感覚や勘を培い、鈍らせないためにも、危険だから車に乗らないのではなく
危険だからこそ、ずっと乗り続けなければならないようなものかもしれません。
車に「四つ葉マーク」を貼っていると、
何故だか後方から煽られることが増えるようで、
怖がって、マークを貼らずに乗っている時期もありました。
煽り運転は、高齢者に限らず、初心者にもよく行われるようです。
本人の努力や前向きな気持ちだけではうにもならない事もあるので
母には、運転免許証を返上する日が来たなら
潔く諦めて貰うより他ないと思っています。
何にしても、高齢者が日常で直面している様々な「悩み」は、
いずれは、自分も必ず通る道でしかないようです。