「スパイダーマン３」観ました。

５月１日、世界最速で公開された「スパイダーマン３」を観て来ました。

「スパイダーマン ３」（５月１日世界最速公開） 出演≫トビー・マグワイア / キルステン・ダンスト 内容≫シリーズ第３弾。監督は前2作に続き、サム・ライミ監督。前作から３年後、ピーターのおじさんを殺害した真犯人が刑務所から脱獄。その情報を知らされ激しい怒りに燃えるピーターは、犯人の行方を追う。そしてある日、突然黒い液状の物体がピーターの全身にとり付きスパイダーマンを黒く染めていく。今回はスパイダーマンがブラック・スパイダーマンに変貌し、自らの内に潜む悪と対峙する。 4月16日、六本木でワールド・プレミア開催トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコをはじめ、原作・製作総指揮のスタン・リー、監督のサム・ライミらが再来日をして“世界で一番最初のプレミア上映”を開催。 来日≫４月１６日に監督、トビー・マグワイア他来日。 ミニゲーム≫公式サイトに有ります。 ランキング≫初登場から２週連続首位！ 米Yahoo!ユーザー6段階平均評価「Ｂ」 米Yahoo!批評家6段階平均評価「Ｂ－」

ここから下は危険ゾーン！ ネタバレ嫌な人はパスして下さい。


私はこのシリーズが好きで期待していた分、ちょっとガッカリした内容の映画でした。そもそもアメコミ原作ですからね、それ程ストーリー性を望んではいませんでしたよ。殆ど期待もせずに観た１作目が案外面白くて、２作目は期待して観たら、その期待を裏切らない見事な出来でした。

そして、きょう世界最速で日本で公開されるシリーズ第三弾！おまけに・・・ピーターが『ブラックスパイダーマン』に変貌して、自身の善と悪の葛藤を軸に敵に立ち向かうストーリーで、めっちゃ期待して観ましたよ。。・・・まぁ、こちらが勝手にシナリオを膨らませ過ぎたかも知れないけど、その期待感はすぐにしぼんでしまいました。

ニューヨーク市民のヒーロー然としたスパイダーマンが、ちょっと気持ち悪かったし、ピーターが謎の黒い生命体にとり付かれ、ブラックスパイダーマンと変化した姿はカッコ良かったのに、そのままでピーターの精神にも変化が起こる場面は、引いてしまって・・・正直、「早くこのシーン終らないかなぁ！？」と、うっとうしく感じました。あのクレーンの事故のシーンであれだけ破壊しまくって女性だけ助けて終わり！って・・・クレーンは放ったらかし！？

とにかく、全編通したストーリーの中で、何でこのシーンが必要なのか？・・・訳の分からないシーンが多かったように感じました。　一つ一つのエピソードのこじんまりしたスケールの小ささと、最新ＶＦＸを駆使した迫力映像と、その余りにもピーターの内輪ネタで終ってしまった小粒なエピソードとの落差が激しすぎて、最新ＶＦＸが哀しくも空しくさえ観えてきました。パート３でも殺害されたおじさんネタを出して来た時点で、ちょっと不安がよぎりました。どこまでそのネタ引っ張るねん！

父親を殺されてピーターを逆恨みしているかつての親友であるハリーが記憶喪失になるんだけど、ストーリー上、都合の良い所だけ記憶喪失になってるんですよね！普通に自分も含めた人間関係の人物認識や学生時代の過去の思い出の認識はできるけど・・・ピーターを恨んでいた事実関係だけが記憶喪失！もちろん、そう言う種類の記憶喪失と言うのも有るのかも知れないけど余りにも安易にご都合主義すぎる。

せっかく、黒いスパイダーマンと言うカッコ良いキャラが加わったのに生かしきれて居ない。話の広がり方のスケール感が全く無く、ピーターの行動が小さい！あのジャズ喫茶のシーンなんか最悪！トビー・マグワイアって別に好きでもないので余計に観ているのが苦痛でしたわ。それに終盤になって突然、逆恨みをしていて命まで狙っていたハリーが突然ピーターの味方になったり、脱獄犯が突然しおらしくなって良い人モードになったりと、人物設定が曖昧で中途半端な悪役でつまらない。時間一杯グダグダしていたストーリー展開が、急にみんな丸く収まって終焉に向っていきました。さすがに映像は凄かったけど、納得できないシーンが多くてあまり楽しめませんでした。


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