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映画『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』の感想です。アマプラ配信

2024年05月30日 | 映画感想 ハ 行
映画『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』記憶を失くした売れない役者が覚醒!

映画「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」の感想です。2021年制作のフランス映画です。フランスで2022年2月に公開され、日本では2022年7月に公開でした。タイトルはあの有名な「バットマン」ではなく「バッドマン」です。全くこの映画の予備知識なしで予告編も見ないでアマゾンプライムの概要欄とポスターを見ただけで、「アベンジャーズ」などのスーパーヒーローのパロディ映画かな?と思って見始めました。主人公のセドリックは厳格な警察署長を父に持つ売れない俳優です。そんな彼が偶然にも映画の主演に抜擢されるも車で事故を起こして記憶喪失になってしまいます。その時に本物の銀行強盗に遭遇した所から自分をスーパーヒーローだと思い込んでしまうと言う展開に。

出だしのストーリーはチープな感じだったけど 割とテンポよく話が進んで行くので飽きずに見れました。見始めた時は所々に内輪の下ネタトークや一発芸的な際どい露出ありきで、ちょっとB級感が漂っていたので 早い段階で観るのを止めようかな?と思いました。でも少し我慢して観ていたら 主人公が『バッドマン』の主役に抜擢される辺りから、劇中劇である『バッドマン』のバッドスーツや バッドモービルの本気仕様やアクションシーンも本格的だったので放り投げずに見続けました。

それでも所々で下ネタは忘れず差し込んでくるので本気出して見出したら力が抜けますw。まあ、劇中劇「バッドマン」の本気度とチープなストーリーを絡ませる事で、あんな凄い装備なのに ”それじゃない!” 的な ギャップの演出が面白かったのかも知れません。

私は個々のヒーロー映画は好きで見ていますが、ヒーロー大集合のアベンジャーズとかパロディ系の映画は好きではないので見ません。もちろんアベンジャーズ軍団は知っているのでパロディ部分もしっかり分かったので面白かったです。フランスのマクロン大統領の結婚形態までそのまま取り入れていて あんな扱いで大丈夫なのかと思いました。マクロン大統領の奥様は24歳も年上で、お二人の出会いは高校生(マクロン大統領)と教師で、まあ言えば同級生のお母さんと結婚したレベルの年齢差ですからこの映画の中でしっかりパロっていましたね。

それからストーリーの途中で張られたゆる~い伏線が、ラストで見事に大回収されて文句なく声を出して笑えますから、どんな小さなシーンも見逃し厳禁ですよw。

私が映画の中で感じたパロディ化されたスーパーヒーローは『バットマン』、そして『アイアンマン』『マイティ・ソー』『キャプテン・アメリカ』『スパイダーマン』らの誰でも分かるキャラクターだったと思います。緑の粉を被った緑色のキャラは「ハルク」か「グリーン・ランタン」が思い浮かんだけど?違うのかも。あとスパイダーマンの有名な逆さまキスシーンが大惨事になっていましたww。それとラストの戦闘シーンは「スター・ウォーズ」の戦闘シーンのような感じでした。スター・ウォーズの人気ドロイドの R2-D2っぽいものが受けました。とにかく気楽に観れて面白い映画でした。


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