スピッツ 「夕焼け」
作詞・作曲：草野正宗
言葉でハッキリ言えない感じ 具体的に
「好き」では表現しきれない 溢れるほど
例えば夕焼けみたいな サカリの野良猫みたいな
訳わからんて笑ってくれてもいいけど
君のそばにいたい このままずっと
願うのはそれだけ むずかしいかな
終わりは決めてない 汚れてもいい
包みこまれていく 悲しい程にキレイな夕焼け
いろいろ違いはあるけどそれも 良いところ
予想に反する出来事 待ちかまえて
小馬鹿にされちゃうときも 気マズくなっちゃうときも
どこからか暖かい光が 差してた
君のそばにいたい 想っていたい
他には何もない 生まれてきたよ
遠くから近づいてる 季節の影を
忘れさせてくれる 悲しい程にキレイな夕焼け
君のそばにいたい このままずっと
願うのはそれだけ むずかしいかな
終わりは決めてない 汚れてもいい
包みこまれていく 悲しい程にキレイな夕焼け
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「夕焼け」は2007年8月1日発売の通算３３作目のシングル「群青」のカップリング曲でした。アルバムでは2012年 2月1日に発売されたスペシャルアルバム「おるたな」にも収録されています。この曲はスピッツの数あるアルバム曲やカップリング曲（B面）の中で、世間では知られていないけどキラリと光る”隠れた名曲”のひとつと言われている曲です。これ、とてもカップリング曲とは思えないくらいの洗練された抒情的な詩と曲調で、ボーカルの草野さんの伸びやかで艶やかな高音が際立った名曲で胸にグッと迫ってきます。
草野さんの作詞ってファン目線で言わせてもらうと、クセの強さが売りみたいなところが有って、”訳わからんて笑える”歌詞が多いです。その訳わからん歌詞を紐解き自分なりの解釈を見つけるのが好きな人には、草野ワールドは最適です。でも、この曲の歌詞は割とストレートに感情表現をしている部類です。Aメロの歌詞に草野さんらしさが出ていて好きな所です。
スピッツの曲は制作過程では取りあえず感満載の「仮タイトル」が付けられている場合が多いのですが、この「夕焼け」も仮タイトルが「哀愁系」だったとwikiに載っていました。まさしく曲調が哀愁系ですね。これからの季節にもピッタリの哀愁系ソングです。
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