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ディズニー生誕110周年記念映画「ジョン・カーター」 2012年03月22日付記事転載 |
ウォルト・ディズニー生誕110周年記念の超大作「ジョン・カーター」が、映画史上最も興行赤字の大きい作品になる可能性が出てきた。米ウォルト・ディズニー<DIS.N>は19日、同作品が約2億ドル(約166億円)の赤字になるとの見通しを示したが、それが現実になれば、ギネスブックに「最も興行赤字の大きい映画」として登録されている1995年の「カットスロート・アイランド」を超える赤字作となる。ウィキペディアによると、「カットスロート・アイランド」の赤字額は1億4700万ドル。 過去の不発作品としては、エディ・マーフィ主演の「プルート・ナッシュ」や、ペネロペ・クルスとマシュー・マコノヒーが出演した「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」、ロバート・ゼメキス監督の「少年マイロの火星冒険記」などがあるが、ウィキペディアの情報を基にすると、いずれも赤字額は1億4000万ドルを超えている。ただ、ハリウッド映画の赤字額については、不明瞭な部分が多いのも事実。映画情報サイトIMDbの編集長キース・シマントン氏は「ハリウッドはあまり数字をオープンにしないので、これらの作品の本当の予算を知ることはできない」と述べた。 複数の業界筋は、「ジョン・カーター」には制作費と販促費で3億5000万ドル以上がつぎ込まれていると指摘。調査会社ハリウッド・ドット・コムのポール・ダーガラベディアン氏は、同作品が収支を合わせるには、世界興行収入6億ドル以上が必要だとしている。 ■ キャスト テイラー・キッチュ / リン・コリンズ / ウィレム・デフォー 他 ■ストーリー概要 1881年のニューヨーク、大富豪のジョン・カーター(テイラー・キッチュ)がこつ然と姿を消す。おいのエドガー・ライス・バローズに託された日記には、未知の惑星“バルスーム”でのジョン・カーターの驚きの体験がつづられていた。それは、全宇宙を支配しようとする“マタイ・シャン”によって滅亡の危機に直面していたバルスームが舞台で……。 |
JOHN CARTER | Trailer 2012 -- Official Movie Trailer | Official Disney UK
「ディズニー生誕110周年記念映画 『ジョン・カーター』が、史上最大の赤字作になる可能性」と言う記事が載っていました。約2億ドル(約166億円)の赤字予想ですが、一説にはもっと赤字の金額は酷いと言う話もあります。最近、忙しくて映画を観に行く暇がなくて、映画チェックをしていなかったのでタイトルを見ても何の映画か分からないままに記事を読みました。ディズニーの記念映画なのにアニメじゃなく実写版のSF映画でした。私は、ディズニー映画は詳しくないので、ディズニーと言えばアニメしか浮かんできませんでした。
ヤフーの映画サイトによるとディズニー生誕110周年記念映画『ジョン・カーター』は、「ジョージ・ルーカスやジェームズ・キャメロンの作品に構想のヒントをもたらしたエドガー・ライス・バローズの小説「火星」シリーズの最初の作品「火星のプリンセス」(初版1917年)を、ディズニー生誕110周年記念として映画化したファンタジー・アドベンチャー大作。」だそうです。小説「火星のプリンセス」の主役の名前がジョン・カーターだと知らない人にとっては、聞いた事も無い個人名だけのタイトルって、その映画の世界観が広がらないし、想像と期待を膨らませられないですね。もっとわくわくするようなタイトルの方が、”ディズニー生誕110周年記念”と言う枕詞とバランスが取れて期待感が出たと思うけど。
イマイチなタイトルの他に気になったのが、この映画『ジョン・カーター』のスチール写真とか予告編を見ると、コスチューム は「グラディエーター」のようで、「アバター」や「スターウォーズ」などSF映画の一場面を思わせる構図が有るのも、「火星のプリンセス」の初版は1917年と言う事なので、今回、映画化された『ジョン・カーター』がSF分野の元祖を描いているのだから、他のSF映画と雰囲気が似ていて当然なんですが、ストーリーの既視感は否めないですね。
現代を代表するSF映画の監督さんたちが1917年の小説「火星」シリーズから構想のヒントを貰ったとはいえ、ジョージ・ルーカス監督やジェームズ・キャメロン監督の作品が一世を風靡した後に、今更こう言う1917年代の物を掘り起こして"ディズニー生誕110周年記念映画"として世に問うのは、ある意味、映画よりディズニースタジオの方がアドベンチャーですよね!?アメリカでは2012年3月に公開していて、日本では4月13日から公開されます。この史上最大級の大コケニュースでケチが付いた格好になりましたが、コケた理由を自分の目で確かめる為に観に行く人が多いかも知れませんよ!?w

興行成績
全米初登場順位: 2位
全世界興行収入: 約 2億8400万ドル ( 約426億円)
アメリカ国内興行収入: 約 7300万ドル ( 約110億円)
海外興行収入: 約 2億1100万ドル ( 約317億円)
評価
批評家の評価
Rotten Tomatoes: 52%(批評家の評価)
Metacritic: 51/100
批評家からは「ストーリーが複雑すぎる」、「キャラクターに感情移入しづらい」といった指摘が多かったが、一方で「視覚効果やアクションは素晴らしい」との評価もあった。
観客の評価
CinemaScore: B+(良好)
観客からの評価は比較的高く、特に原作ファンからは好意的な意見が多かった。マーケティングの失敗、脚本の分かりにくさ、主人公の魅力不足が指摘され、結果としてディズニーに巨額の損失をもたらした作品となった。
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