映画「きいろいゾウ」
『きいろいゾウ』特報
アニメーションディレクター:三角芳子
三角はこの映画にでてくるアニメーションパートを手がけさせてもらいました。
もともと原作者の西加奈子さんがこの作品「きいろいぞう」の絵本も描いていらっしゃって
その原作絵本の世界を動かすお仕事でした。クレヨンで描かれた躍動感ある素敵な絵です。
世界観がとても好きだったのでがんばって動かしました。
人の絵を動かすのはとても神経をつかいますが、西さんの世界観を壊さないように心がけました。想像の世界のパートなので、ゆっくりジワジワ絵本の世界が動いているシンプルな動きです。
夏にやっていた仕事ですが、結構締め切りまでタイトで、、ひーひー言いながら夏にやっていたのを思い出します。(ーー;)
映画館でかかる実写映画作品に関わってみたかったので、とてもよい経験になりました。
アニメーションパート担当にも関わらず(本編の実写制作には関係していないのですが)この機会を逃すものか!(きらーん)ということで
撮影の現場も見学にいったり、0号試写や、記者会見なども覗かせてもらい、実写映画のできていく様を裏方からちょこっと覗かせていただきとても勉強になりました。
やはり短編の個人で作っているアニメーション作品とは関わっている人の数もやり方も全然違います。あたりまえですが。その熱気はとても興味深かったです。
カットをとるまでの準備は、部屋のものをコーディネートする人から、見えないところにマイクを設置する人、照明、機材、メイク、ありとあらゆるところに人がいて、撮った画には映ってないですが、みえないギリギリのところには人がたくさん息をのんで見守っています。1カットにも相当な準備と時間がかかります。その中で演技していく役者さんもさすが。とおもいます。
アニメーションは無から作るので、ある意味そこらへんのスタッフ感、舞台感はまったく違います。
とにかく面白かったです。
2012年、12/11の完成披露イベントに三角もいってきました。
出演者の宮崎あおい、向井理、濱田龍臣、浅見姫香、柄本明、松原智恵子と、原作者の西加奈子さん、廣木隆一監督が登壇。
宮崎さんかわいかったなぁ。。向井さんも撮影現場とはまた顔が違いましたね。さすが芸能人。
柄本、リリーフランキーさんが三角は好きなので、お2人をみれてテンション上がりました。
やはり華やかだなぁ。役者さんは。実写映画の醍醐味ですね。
「きいろいぞう」は'13年2月2日(土)公開です。
【ストーリー】
ある満月の夜、二人は出会い、すぐに結婚する。お互いに“秘密”を抱えていたが、それでも穏やかで幸せな日々を過ごしていた。だが、ムコ宛に届いた差出人のない一通の手紙をきっかけに、二人の関係は大きく揺らぎ始める―。
三角の手がけたアニメーションパートは、「え?どこにあった??」くらいかもしれません。笑
2時間ちょいの中の7分はさすがに短いです。
予告編では最後にほんの少し。ほんとに少し。。うつってますね。(42秒~44秒。2秒ですが。。)
もし観に行かれる方がいらしゃいましたら、アニメーションパートみつけてみてください。
スタッフロール、パンフレットには名前とプロフィールをのせていただきました。これもだれも気づかない感じですが、みつけたら「あ、いた」くらいにみてみてください。
お仕事記録。でした。
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映画「きいろいゾウ」公式webサイト
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