「Stay weird, stay differen.」
2月22日、第87回アカデミー賞での脚色賞に表彰されたGraham Mooreさん(グレアム・ムーア)の受賞スピーチが印象的でした。
彼は受賞スピーチで16歳のときに自殺未遂をしたことを告白。
自分の命を絶ちたかった理由は、自分がどこにいてもなじめず、どこにも自分の居場所はなく、自分は人と違っていると思っていたから。
「自分は何かおかしい,どこか人と違っている,どこにも居場所がないと感じている子に伝えたい。Stay weird, stay different (変なままでいなさい,違っているままでいなさい)。君の番になって,君がこのステージに立つときがきたら,どうか次の子に同じメッセージを伝えてほしい。」
生活は豊かになっているはずなのに、自殺者数は全世界的にどんどん増えている現代。
皆自分とは何か?何者なのか?ということに日々悩み苦しんでいるのかもしれません。
私も自分が変なことに悩んでいた時もあります。特に思春期の悩みはまだ比べるだけの経験もないし苦しいのかもしれません。
世界は広い。そして美しい。
自分も変なままでいい。人と違ったっていいじゃないか。そんな自分の場所をつくればいい。
世界中が注目する授賞式でこんなスピーチのできる彼はステキだと思いました。
「Graham Moore)の受賞スピーチ」
アカデミー賞はものすごく色の濃い映画祭で、商業的趣向、政治的なものなどを感じてちょっと興味が薄れていましたが、今年の受賞作は映画館でみたいものも結構ありました。
久しぶりにエンターテイメント作を大画面、大音量で聞きにいこうと思います。
毎年「外国語映画賞」は特にチェックしています。なかなか日本では公開されなかったりしますが、、意欲作が多いです。
三角が今年みたいと思った作品は以下のもの。
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
「グランドブダペストホテル」
「イーダ」
「グランドブダペストホテル」のウェス・アンダーソン監督作品は切り口が面白くて好きです。不思議な世界。
第87回アカデミー賞
「6才の僕が、大人になるまで」「セッション」「 イミテーション・ゲーム」「博士と彼女のセオリー」も観たいな。
もちろんアニメーション部門も注目しています。ただ商業的なものが毎度多いので、、他の映画祭の方が好きですが、今回はちょっとノミネートに入っていてよかった。
「かぐや姫の物語」は賛否ありますが、私は名作だと思いました。高畑さん本当に素晴らしいです。
短編アニメーション部門は注目度が低くて悲しいですが、、素晴らしい作品ノミネートされていました。
「The Bigger Picture」と「Me and My Moulton」はすばらしい監督作品。これらが賞をとれなかったのが残念。。
映画っていいなぁ。ワクワクします。
ミスミヨシコ