介護というには大袈裟ですが。

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憶測ですが、父が帰えれなかった理由。36

2022-10-13 05:18:30 | 日記
一日おきにしか帰ってこない父だが、私達の前では仕事の話しは良い話も悪い話も一切しなかった。会社の事は極力、家庭に持ち込まなかったし、母も会社の話しは一切しなかった。
いや、正確に言うと一度だけは聞いたことがある。が、ほぼほぼ父の会社の事は知らされていなかった
私は父の職業すら小学生4.5年位まで知らなかったくらいで、学校の担任の先生が、驚いたくらいであった。
父はごくごく普通のサラリーマンで、年功序列で可もなく不可もなくの肩書だったであろう。
とにかく子供の時は全く気にもしなかったが、会社の話しを不自然なほど我が家ではしていない。
今にして思えば、会社で嫌な事があったりストレスが溜まった日は、帰らなかったのではなく、帰れなかったのではないか。帰ってしまったら、家族に仕事の話しをしてしまう、楽しい話しばかりではないだろう。その事で家庭の空気が悪くなるのを避けたかったのではないか、そんな気がした。
仲間と飲んだり、会社に泊まったりしてストレスは外で発散させていたのではないか?(ストレスの捌け口にされていた方がいたら、ごめんなさい。)
考えすぎかもしれない。
しかし、40歳を過ぎ、父が死んでから数年がたち、少しだけ帰ってこない理由が、そして父の気持ちが分かったような気がした。憶測だが、そんな気がした。

一日おきに帰宅する父 35

2022-10-13 00:16:19 | 日記
10年近く前に亡くなった父は静かな人であった。家の事は母が仕切っていたため、ほぼ教育を初め口出しすることはしなかった。
父は毎日朝6時半頃、車で会社に出勤をした。何もなければ夜7時前後に帰宅をしたが、平日の半分は何故か帰ってこなかった。帰宅しない日は、夜9時前後に
(今夜は会社に泊まる。)
と母に電話をしてきた。
母も特に気にする様子はなかった。
むしろ、父が帰宅しないとユックリ出来るという雰囲気すらあった。
我が家は、それが当たり前だった、一日置きくらいに帰らないのが普通だったのだ
そんなある時、とある友人の父が毎日自宅に帰ってるのを知って私は驚いた。そして驚く私を見て友人も驚いた。