はっぱのまんま part4 バンコク編

インドネシアで日本語教師&お気楽OL生活→東京で学生生活→そして、バンコクへ。何が待ち構えているのか?!

ワークショップに参加@バンコク

2015-08-22 20:03:51 | タイー日本語教育
インドネシアで暮らしていた頃から
国際結婚で生まれた子女や海外生育の子女の母語・継承語教育に関心があり…
子どもたちの将来の可能性を広げること、
それを自らが専門としている言葉の面でお手伝いしていきたいと思っていますが
そんな私にうってつけのワークショップがあったので参加してきました!!

『タイで育つ子どもたちを新たな豊かさに繋げる複言語・複文化の視点』

ワークショップでは
自らの複言語・複文化のマップ作成→グループで共有
身近な子どもの複言語・複文化のマップ作成→グループで共有
グループで一つ代表マップについて纏める(KJ法)→会場全体で共有
意見交換&全体のまとめ

そのような内容でした。
和気藹々としながらも興味深い事例も多々あり
ひとつひとつケーススタディーすると面白いだろうなと思いました。

特にまとめでちょこっと出た“Translangaging”という言葉は
初めて(?)耳にした概念でとても興味が湧きました。

きちんと文献をあたっていないので…
詳細は捉えていませんが
複言語状況にある個人の中にどのように言語が存在しているかを考える概念で
個別の言語が別々にあるのではなく
全ての言語がひとつのシステムとしてあるということのようです。
つまり、言語をひとつひとつ分断されたものとしてみないで
私の言語として全体で捉えるということかな。
…きちんと文献読みたい!
でも、まだ翻訳されたものがないようで…
英語か(T ^ T)

あー!!
それにしても充実した時間でした

複言語・複文化に育つ子ども…
よく考えると娘もその一人になりますね。

娘にとって何がベターなのか…
親として娘の言語環境をどのように築いていくのか
悩ましいところです。
きっと同じように子どもの将来について不安を抱えている人たちがいっぱいいるんでしょうね。

一人ひとり環境も性格も違うから
これが正解だ!っていう方法はないでしょうが
たくさんの事例を入念にみていけば
なんらかの指針が得られるような気がします。
バンコクにいる間にこのような研究に携わっていきたいなと改めて強く思いました。