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糖質制限より宗教的なのは

☆出どころはぼかすけれど、つまりは糖質制限を唱える人達は宗教的で……みたいなことを、何度か聞いた(目にした)。

 相変わらずネット界隈では糖質制限肯定派VS否定派なデスカッションが目につく。

 糖質制限をどの程度行なっていてどんな理由があってやってるのかとか、その辺どの程度把握してての否定かもよく分からない。

 私が感じるのは、否定派の警告が上から目線でなんだかなあと思うこと。

 宗教的っていうなら反対に、糖質制限は「絶対白米神聖教」から脱会できた一般市民だと思うんだけどな。

 それほど糖質というか白米を否定するだの、ましてや残すなど万死に値する罪だった。

 そういう空気だった。米こそ正義!絶対神!

 しかし加齢や突然のホルモンバランスの変化、様々な理由でインシュリン分泌の変化が現れ、高血糖になってしまう人々もいた。

 でも医者は白米は糖質を減らすなど指導するわけがない。

「カロリー制限絶対神」様がおわしたからだ。間違っているかもなど、つゆほども思わなかった。

 相変わらず主食で半分以上のカロリーを……と言っていた。減らすなら肉や油ってね。

 真面目に頑張ってもよくならない体、検査値……を、『生活習慣病なんだから自分のせい』『どっかで食べてるに決まってる』など内から外からデスられる。

 苦しかったと思う。くじけても仕方ないと思う。

 それをやっと救ってくれたのが、『糖質は制限してもいいんですよ』『肉だけでもケトン体がエネルギーになってくれますよ』って江部先生だったんだよね。

 米を残してもいいなんて、考えもつかないし冒涜だとも思われたあの頃。

 糖尿病学会が大騒ぎになったっけ。

 糖尿病外来に来る患者さんが『糖質制限てどうでしょう?』って相談してるのに、頭からバッサリ否定してた。

 その理由が、『だって白米を我慢できるわけないじゃないか!』オンリー。ちょっと国立大学病院の先生……。

 同じ理由で禁煙も無理できるわけないって決めつけてたっけなあ。病状が悪化の一途を辿る患者さんを見て来たよ。

 何度も言うけど生活習慣病だから、『先生の治療が悪いんじゃないか』って誰も思わないんだよね。

 先生もそう。患者さんの方が真面目にやってないって思ってるから、「お薬増やしておきますねー」でおしまい(反省なし)。

 同じ糖質制限をよしとする界隈でも、江部先生攻撃型の先生もいるみたいだけど、あの時代先駆けて提唱してくれたことに感謝しこそすれ文句なんかない。

 もとより糖質制限が絶対で、全て書いてあることを実践すれば間違いなく治る!よくなる!みたいに考えていない。

 本を数冊呼んだけど、自分に合うところもあればこれは合わないって思うところあり、だから自分の体質に合うところだけ頑張ればいい。

 そうやってやっと旧態依然の考え方から抜けられた人に、追い打ちをかけて間違ってるだの命に関わるだの絶対やっちゃダメだの、必死になってるのは否定派の方なんだよね。宗教かよ。

 でもそういう人たちが『こういうやり方がいい』って言ってるのが、糖質制限とどこが違うんだって説だし。

 何を否定して何を言いたいんだろうと思う。

 行き着くところはベジファーストでバランス良く食べましょうで同じなのに。

 糖質制限で極端に朝昼夕肉を300gずつだけ!とかやってる人もいるかもだけど、お金が続かないし味に飽きるよ。

 少なくとも糖質制限をやっていて、

「コメや小麦は悪!忌まわしき食材!食べる奴は悪魔!」みたいな人会ったことないんだけど。

 これ関連はマクロビの勉強した時はちらほら見かけたけど。

 ベジタリアン界隈だとヒエラルキーがあって……とか、同い階層の人同士の出会いの場があるとか(結婚生活に支障が出るため)は知ってる。

 あの人達は『動物の犠牲を強いたくない』的な信念があるわけで、ある意味宗教的なんだろうと思う。デスリじゃないよ。

 食べたかといって健康障害を起こすわけじゃないなら。

 鶴太郎さんの生活のことをネタに、お節介にも番組で検査して健康寿命がどーのとかマウント取ることがあったとか。

 余計なお世話だったろうなあと思う。

 お坊さんの修行もそうだけど、命より大事な信念てのがあって、それゆえ長生きにつながったりもするんだよ。

 どうあったって加齢とともに基礎代謝低下もホルモンのバランスの崩れもあるんだし、今まで通り食べてたら健康を損なうなんて当たり前のこと。

 その予防法として糖質制限て名前で呼ばれている食べ方があるということ、それだけだよね。

 それを自分がやったら健康を害した!糖質制限は危険だ!みんなやめろー!とか落胆的すぎない?

 マクロビの話もついでに。

 さくらざわ先生って先生が、やっぱりいろいろ病に悩んでいて編み出した方法なんだよね(確か)。

 賛否両論がいっぱい耳に入って来たけど、私は肯定派寄り。

 でも玄米メインで食事は無理。血糖値が上がってしまうから。歯も弱いし玄米だと胃腸に負担がかかる。

 今でも実践してることは、料理に白砂糖を使わないこととか調味料は無添加を選ぶとか、ホールフードの教えで野菜は皮も食べちゃうとか。

 豚や牛肉やマグロをあんまり食べないとか。

 でも乳製品は食べるし卵も食べる。マヨは譲れない。

 これになんちゃってグルテンフリーを加え、糖質制限の唱えるベジファーストからの食事やご飯を減らす方法で、今健康に生きています。

 おやつもケーキも食べるけど運動もする。血圧も血糖値も測定して己を知る。

 めちゃくちゃ健康に悪い仕事してるけど、努力はする。微調節して体調を戻していく。

 これは宗教的な健康生活かね?健康第一主義って宗教ならそうかもね。

 今はこう言う方法だけど、また違う考えになって続けることもあればやめることもあると思う。

 とりあえず今できることを、一つ一つ大事に考えながら頑張るよ。

 

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