前回の投稿で、YAMAHA AG03(ミキサー)に添付されてきた、Steinberg社 Cubase AIを使用してDTMを始めたお話をご紹介しましたが、音源が少ないのとモノラルボーカルのパン(左右に振る)機能がなくてアップグレードを考えておりました。
Steinberg社サイトでは「Cubase12、今春に発売!」とニュースが出ておりましたが、ついに3月3日に発売され触手が動きました。
細かい話ですが、Cubaseは上位バージョンから、Pro > Artist > Element > AI&LE となっており、このうちProとArtistのライセンス認証にはUSB-Licenserと呼ばれるドングルが必要でした。これがCubase12から廃止されて、ソフトウェアにて認証する方式に変わったのです。
もともと下位バージョンの Cubase AIにはUSBドングルはなかったので、バージョンアップとアップグレードを同時に行った場合、余計なUSBを買わなくて済むのでは!という目論見でした。
結論から言うと、予定通りのアップグレードにはトラブルが発生し、現在対処中です。。。
■ ライセンス購入から認証不可、対処内容は下記の顛末です。
① 購入した製品は「Cubase Artist 12 upgrade from Cubase AI / LE 4-11」です。
② 決裁後emailにてアクティベーションコード/Download Access Codeが到着
③ 製品ダウンロードを実行しSteinberg Download Assistantからインストール完了
④ eLicenser Control Centerにてアクティベーションコードの入力を実行
⑤ ダイヤログには「Cubase Artist 11(Not upgradable)」と表示されるがそのまま「OK」をクリック
⑥ 次のダイヤログに「実行されようとしているライセンスアップグレードは、USB-e-Licenserに記録されているライセンスにのみ有効です~」と表示されキャンセルをクリック
⑦ USBドングルは持っていないのでライセンスの転送ができない
→ここでCubaseの日本国内でのサポートサービスを請け負っているYAMAHAに問合せを行いました。
⑧ 2営業日目に返答があり、「特殊なサポートアプリを実行してCubase AIのライセンスを一旦クリアしてください」とのことで指示通り実施
⑨ 旧ライセンスが削除されたことを確認して、本国ドイツのSteinberg社に連携してライセンス再発行の手続き実施 ← 現在ココ!!!
という状況です。
このサポートセンターからの返答が期待よりも迅速だったこと、メール内容が非常に分かりやすく、今回の事象に至った原因と対処方法が明確に説明されていました。
個人向けソフトウェアであることから、問合せに対するSLA(Service Level Agreement:何営業日以内に返答)もなく、また製品リリース直後の繁忙期に丁寧な返答をいただいて本当に感謝しております。
現在、ライセンス認証が保留され再発行待ちの状況なので、予期せぬ変更を加えてしまわぬよう、Cubase Artist 12は起動せずにしばらく待つことにします。
追って、続報致します。