地磯に挑戦したくなって「いきなり黒鼻???」というご意見もいただきながら、ネットで検索してもあまり情報がないので自分で作ってみよう!と経路の写真を撮ってきた。
クルマの場合はR128を勝浦から鴨川方面に進み「松部交差点」左折、松部漁港を左に見ながら細い道とトンネルを辿り、バス停「砂子の浦」が目印。1日500円の駐車場にクルマを止めこれからの山越えに備える。
電車利用の場合は外房線「鵜原駅」を下車、改札を出て左方向(R128方面)に進み、R128の人道トンネルを抜けて吉尾(吉祥寺)方面に右折する。すぐまたトンネルあり。だらだらと坂道を下り道なりに進むと吉尾漁港に突き当たる。左方向に進みトンネルと越えるとバス停「砂子の浦」に到着。駅から徒歩25分くらい。
いずれの場合も山越えには釣具屋さん「キャ○ティング」で仕入れた3000円の背負子が非常に役立つ。
砂子の浦バス停から黒鼻への入磯口方面を見る。目印は「釣船 海要丸」の看板。この先を右に曲がり神社への道の右側に傾斜路が見える。(↓)
この傾斜15度位の道を登っていく。この辺は未だ余裕。
更に進むと右手のお墓の前に細い山道への階段が見える。どう見ても落石しそうな場所だ。
山道のイメージはこんな感じで3つ折れのヘアピンカーブ(?)を描きながら上っていく。先人達のスパイクの跡で溝になっていて深くほじれていることと、勝浦周辺特有の粘土質砂岩の為雨の後などはかなり滑りやすい。少なくとも片手は空けておき無理は禁物!
そして頂上に到着すると勝浦漁港、八幡岬方面が正面に見える。道幅は50cmくらいで右側は崖下になっているので強風など油断大敵である。夏場は虫との戦いが予想される。
人気の釣座、通称「ボラッパナ」を眼下に見る。手前は深いワンドになっていて釣座から海面まで満潮時でさえ5-6mある。水深も5-6mあるそうだ。5.4m前後の玉網では届かない。
ボラッパナへ下りる際はこのロープを伝って下りていく。ここも滑りやすいのと進路方向が直線ではないのでバランスを崩しやすい。くれぐれも無理しないことと片手しか空いていない時は2回に分けて運んだ方が賢明だ。
更に草木を掻き分けて進むと先端部が見える。(八幡岬が見える)ここから先はロープすら十分でなく先人達の通ったあとを辿りながら大きな起伏を越えていく。怖いと思ったらやめたほうが良い。
これが黒鼻の磯、先端部だ。勝浦湾の入り口に位置するので潮通しはもちろん良く、水深も6-7mあるそうだ。ただしこの日はべた凪で無風だったため下りられたが、しばしば波がかぶっている。
先端部から吉尾・勝浦海中公園方面を見る。足元にはチャランボを立てた穴が無数にあった。皆大物を期待して訪れた夢の跡だ。ただ残念なことにこぼしたコマセが散乱していてあまりモラルが守られているとは思えなかった。見つけたゴミは拾って帰ってきた。
※当然、自己責任で入磯するわけだが、事故が多発していると聞いています。勝手に遭難して他人様に救助の手を煩わせることはしたくないし、損害保険に入って家族にも面倒をかけないようにしたいと思います。あくまで私見ですが。。。
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