13・2・9
ー動かすと動く Ⅰー
臨床美術のガイダンス、と云うより
ワークショップと云った方が適当かも知れません。
ハガキ大の紙が用意され、
抽象画を描きました。
チョッと大袈裟に言えば
鑑賞に堪えるぐらいの出来です。
そのぐらいの能力は誰にでもありますよ、
と云うのが臨床美術の考え方のようです。
簡単に描いたのですが、やはり仕掛けがあります。
仕掛けがあったから、
鑑賞に堪えるぐらいに描けたのです。
誰にでもある能力ですが
突然ポコッと湧きでることはありません。
眠った状態です。
眠っていても死んではいません。
生きています。
眠っているから刺激すると目を覚まし、動き出す。
こうして
鑑賞に堪えるぐらいの絵を突然描いた、
と云うより描けたと云った方が適当ですが、
こうした経験をすると、
生き甲斐につながり意欲的になります。
認知症のお年寄りが生気を取り戻すことも可能です。
動かすと動く、動かすと動き出す、と云う特性は
生命活動そのものです。
仕掛が無くても自らを動かし、
動き出させる手法があります。
明日をお楽しみに…