今年は2月3日が旧暦の正月「元旦」でした。
翌日は立春となりますが、立春とは名ばかり…昨日の風の寒さは半端でなかったですね。
この辺では、旧暦のお正月頃が一番寒さがきつく、それから先が少しづつ緩んでゆくと言われています。(現在は春の節分だけを「節分」と呼ぶようになったが、かつては大晦日的な意味合いも)
鈴々舎馬桜さんの掲示板で天地明察をお読みになった感想の中に新月と言う言葉があったので興味が湧き調べてみました。
新月…「月齢では0」太陽の光を地球がさえぎり、一時的に月が姿を消す。 今日の「月齢は3」となるようです。
月の満ち欠けは「朔望」とも言われ、太陽との位置関係で決まります。太陽と同じ方向にある場合を新月(朔)、反対方向にある場合を満月(望)、その間に上弦・下弦(半月)があります…とあります。http://koyomi.vis.ne.jp/moonage.htm
旧暦は月の暦です。
去年の元旦は 2月14日で
来年の元旦は 1月23日になるようです。
真冬に迎えるお正月を(春と言うには程遠い寒さなのに)不思議だと思ったことはありませんか?
なぜ「迎春」「初春」「新春」など「春」という字を使うのでしょうか?
明治政府の当初の方針で「旧暦の日付=新暦の日付」というものになったようです。 とても残念ながら、この基準が現在主流なのです。
つまりこれも、旧暦時代の日付をそのまま新暦にあてはめてしまったために生じた「ずれ」なのです。 中国、東南アジアのほとんどの国の人々は、現在でも「旧暦」にのっとったお正月「春節」を祝っています。
春節は、新暦では一月末のときもあれば、二月中旬になることもあります。 つまり、その年によって日付が変化するのです。 2011年、今年の春節は2月 3日(木)です。 旧暦の元旦と節分がたまたま重なった日となりました。
梅は中国からもたらされた植物で
古くは花見といえば 梅を観賞すること…だったそうです。春は月の満ち引きのスタートと同時期にやって来るようです。
又、素敵な言葉も見つけました。
季節折々の花
節句の花には 意味があります
日本の伝統文化に 植物は欠かせません
時候の室礼の花を 意識をして教えています
節気や節句も 奈良時代 中国から入ってきたものです
それが 日本流にアレンジされてきました
日本のはっきりとした四季が 国風文化を育みました
旧暦を意識しながら 気候の移ろいに身をゆだねると
感覚が素直になります。五感が呼びさまされます。人は自然の一部だと実感できます。
私も常々旧暦の方が季節感があって良いのでは…と思っていましたが、「やっぱりね~」と感じるような事が納得・の事態でした。