食事の話の前になんですが、
今日、私、生まれて初めてトイレのカッポンを体験しました。
カッポンの正式名は知りませんが、柄の先に黒いゴム製の吸盤みたいなのがついたアレです。
昨日から「あれ?流し忘れたのかな?」と思っていたトイレ、どうも詰まっているのではないかと。
今まで生きてきてトイレを詰まらせたことなんてなかったので、
これがその状態なのか、と気付くまでに時間がかかりました。
しぶきがはねたりしたらイヤなのでカッポン実行はシャワー前に、
と、そのトイレは放置して、朝からずっとそのときを緊張して待っていました。
ひとつが詰まったままだって、トイレは主寝室にもメイド部屋にもありますからね。
で、つい先ほど、ついにカッポン実行!
…なんてことはなかったです。
シャワー前まで待つこともなかったです。
今、わが家のトイレ、快調に流れています。
さて、気持ちをしっかり切りかえて、
アンコール遺跡めぐりの写真、今回はお楽しみの食事です。
今回は、日本の旅行社のシンガポール支店で申し込んだ全食事つきのパック旅行だったので、
食べるのに勇気がいるようなものはありませんでした。
中華の影響もあるクメール料理ですが、基本的には優しい味わいで日本人の口にもよくあいます。
左:タマゴとココナツミルクの茶碗蒸し風。真ん中の白いのはとろりとした食感。
かわいいバナナの葉のカップに入り、ホッチキスでとめてあるのがご愛嬌。
右:焼きそば。手打ち麺っぽい太さともちもち感。
オイスターソースのような甘辛味、薄味なので食べやすい。
左:見た目は地味ながら、母が大変気に入ったおコメと野菜、お肉のスープ。ほっとする味。
右:揚げ魚の甘酢あんかけ。海の魚です。南蛮漬けみたい。
山盛り野菜しか見えず、メインにお肉もお魚もナシなの?と思ったくらい。ヘルシー。
左:見た目は焼きそばっぽいですが、バナナの花のサラダです。みょうがに似た食感。
てっぺんの飾りは唐辛子と青ネギ、右に添えられた花は大根&にんじん。
右:ココナツカレー。ココナツ入りのカレーはシンガポールでも私の大好物。
カンボジアではジャガイモではなくサツマイモを使うそうで、ほくほく甘いお芋も私好み。
左:ナスとひき肉のいためもの。マーボナスみたいですが、辛くありません。
とろりとなったナスがおいしい。
右:これは酢豚!完熟のパイナップルとトマトがとっても美味。
お肉と野菜・果物のバランスといい、日本で食べるのより私は好き。
このレストランのお料理はほとんど中華料理に近かったです。
この食事、日本のパック旅行ではありがちな「最終日は中華」作戦でしょうか?完全な中華料理ではないあたり、クメールと中華のフュージョン?
最後はデザートのかぼちゃプリン。
2回出てきたので、ポピュラーなんでしょう。
甘さ控えめで素朴なおいしさですが、こっちのデザート、どれもこれも冷えてないのが惜しいところ。
これも生ぬるかったです。
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かぼちゃの原産はアメリカ大陸。
それが日本へはカンボジアから伝わって、その名称もカンボジアが語源だという説も。
初めてみるそれを「これはナニ?」と尋ねた日本人に、
言葉の通じない外国人が「産地はどこ?」と聞かれたと勘違いして、
「カンボジア」と答えたのが転じてかぼちゃになったんだそうです。
カンボジアと日本の意外なつながり?
以上、カンボジアの美味たち、でした。
写真にはありませんが、
ベトナムのフォーとそっくりの麺料理と、揚げバナナも美味。何度か食べました。
10年以上前の初めてのカンボジア旅行は、
タイへ旅行していたものを、その場のなりゆきでシェムリアップに行ってみたもの。
ビザ代と遺跡入場チケット代を除く旅の総予算が50ドル(US$)というめちゃくちゃな貧乏旅行で、
食の楽しみはほとんどありませんでした。
(内訳はバンコクからの往復交通費が25ドル、ホテル代2泊が10ドル、バイクタクシーが8ドル、食事7回分が7ドル)
だから今回、初めて食べる本格的なクメール料理を楽しみにしていました。
どのレストランも食器がチープ(使い込まれたプラスチック製)だったことを除くと、
どの料理もふたりでは食べきれないほどの量で、期待以上のおいしさでした。
それ以上によかったのが、レストランのスタッフのサービス。
レストランに限らず、ホテルも街なかもガイドさんも、
出会ったカンボジアの人はみんな、素朴ではにかみやさん、大変かわいらしかったです。
(シンガポール料理もやけど)
・写真ではとくに「茶碗蒸し風」、
「バナナの花のサラダ」、
「揚げ魚の甘酢あんかけ」が
食欲そそります。お母さんお
気に入りの「おコメと野菜、
お肉のスープ」どんなんやろ。
・ネットで見てると、バナナの
葉でくるんだ料理がたくさん
見つかりました。茶碗蒸し風
は「アーモック」っていうも
のかも。こっち(日本関西)
のカンボジア料理店さがして
みよっ。では。
バナナの花はシンガポールでも食材です。
現地でないと入手が難しいから、
なかなか食べられませんよね。
そのほかは日本でも作れるように思います。
カンボジア料理のお店、関西にもあるんですか?
ぜひマダムと一緒に行って、
お口にあったら、お家で再現してもらってください。
マダムならできます!
全部のお料理にちゃんと料理名があるのですが、
何分、それが載っていたガイドブックは
母と一緒に帰国しましたので、
まったくわからないのです。
参考にならなくてスイマセン。