土佐写ん歩♫

「私と桃里麻鈴のしあわせ色」から改名しました。
どうぞよろしくお願いいたします。

伊達兵部の墓へ

2021-09-11 | 中部(中央・嶺北・高吾北)

 

五台山公園の駐車場横から、下に降りていく小道を辿ります。

鬱蒼と木が茂って、昼間なのに薄暗いです。

白いボールに見えるのは、麻鈴

 

 

 

途中に少しだけ開けた場所があり、浦戸湾を臨めます。

 

 

 

 

短足麻鈴が、さらに短足なお母さんを待っててくれる

 

 

 

 

まもなく、伊達兵部宗勝の墓に到着。

 

独眼竜で知られる初代仙台藩主伊達政宗の子息。

仙台藩「伊達騒動」の重要人物で、騒動の責任を幕府に問われ、土佐藩山ノ内家預かりとなりました。

仙台から土佐へ。

長い旅路の果てに行きついた先で、どんな暮らしをしていたのだろう。

 

長曾我部(山之内家が土佐に入国する前の藩主)の残兵への仕打ちをみると、

山ノ内家での待遇は、そんなに良いものではなかったように推測します。

 

兵部の墓は、ポツンと一つだけ。

辺りに家来の墓も見えないので、死後も一人にされたようです。

お家騒動の罪人とあらば、幕府への気遣いもあったと思いますが、

それにしても、寂し過ぎるお墓です。

 

 

 

「蝉しぐれ 兵部の墓に 触れてみる」

ずーーーっと前に、山本周五郎の「樅ノ木は残った」を読みましたが、

本当に悪かったのは、誰だったのでしょう。

 

 

 

 

 

「そーんな事は、アタチには関係ないよー」

「お昼寝したいよー」

っと、麻鈴が訴えているので、そろそろ帰ります

 

 

 

蝉しぐれ・・・の碑文にちなんで、最後にこの写真を添えます。

 

 

 

 

夏の終わりに残暑お見舞いにかえて、写ん歩クラブでいつもお世話になっている

宮城県の”こおひいたいむ”さんに捧げます。

 

9月9日撮影

ご訪問ありがとうございました。

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