今朝は大分暖かくなったようである。俺の部屋の温度は１５度である。これが本来の気温であろうか、火曜日であるため今から準備して五高記念館に出ることにする。五高卒業生の中に右翼の指導者であった蓑田驚喜がいる。先の熊日講座で話のあった蓑田胸喜について書いて見たい。胸喜は日本のマッカシーとも評された人である。蓑田喜は 明治２７年１月２６日熊本県八代郡の生まれた。死亡したのは戦後の昭和２１年１月３０日であった。右翼思想家として原理日本社を主宰している。履歴を見れば八代中学から、第五高等学校で学んでいる。同期には佐々弘雄、細川隆元等がいる。大正六年、五高卒業後、東京帝国大学に入学する。最初は法学部に入学するが、文学部宗教学科に転学し、姉崎正治に師事する。大正九年文学部卒業、さらに法学部に学士入学。東京帝大在学中は、上杉慎吉が指導していた国粋主義的な学生団体である興国同志会に入会するとともに、三井兼之に私淑するようになる。発禁事件も、蓑田の批判論文がそもそものきっかけである。批判の対象者は、東大法学部にかかわりのある人物が多く、ある種のコンプレックスがあったとも言われている。昭和十六年、国士館を退職。昭和十七年頃から健康を害し、論文の発表も『原理日本』昭和十八年五月号で途切れている。昭和十九年六月、熊本県八代の故郷に帰りいわゆる疎開した。、終戦後に首を吊って自殺した。これには、発狂による自殺と言われている