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ふるくてあたらしいレコード

2017年08月22日 | 日記


僕は子どもの時にレコードを聞いたことはありませんでした。

時代は既にCDで、音楽を聞く時はCDとテープでした。

大人になりレコードを自分でかけた時、新鮮ですごくワクワクしたのを覚えています。そしてそのことはすっかり習慣になり、毎日のようにレコードを聞いています。ワクワクは薄れましたが「あんな溝にどうしてこんな音が入っているのか」って不思議に思うことも日常の1コマです。

古くて新しくてレコード。

ノスタルジーと今。



新しいレコード。

最近よく新しい録音のレコードを買います。



一枚3000円程。これまでの物にはダウンロードコードが付属していて、レコードを買うとその音源がスマートフォンでも聞くことができます。Bluetoothイヤフォンを使いだしてから、外出中も音楽を聞くことが増え重宝しています。

ジャンルとしてはジャズなのでしょうが、いわゆるジャズとは少しイメージの違う音楽。でもジャズミュージシャンでなければ演奏できない音楽。音やメロディの応酬による興奮やスリルがジャズの魅力を強く感じさせてくれます。聞き始めてみると最近のミュージシャンの良さを再認識させられて嬉しいやら恥ずかしいやら。これまで過去の偉人達の中古レコードばかり買ってきた者としては、とても新鮮な驚きがありました。

オールドエレボイと新しいレコード。

なんか笑ってしまう組み合わせですが、とっても良いのです。

でもちょっと新しいオーディオでも聞いてみたい。そんな風に思う時もあります。きっとまた違った魅力を感じさせてくれるのだろうなと思います。

今手に入る新譜レコードはオリジナル盤。これらが往年のオリジナル盤としての評価や扱いをされる日が来るのかは正直疑問ですが、それでも手が届く範囲で誰も針を通していない正真正銘のオリジナル盤が聞けることってすごく興奮してしまいます。

これも遅れてきた僕からすると初体験。



何をリアルタイムで経験するかという事は、誰にも選ぶ事が出来ないもの。

そのぶん強烈です。

新しいレコードには、それがちょっとだけ入ってます。

ユメの2way

2017年08月17日 | 日記
オーディオが大好きです。音楽も大好きです。エレボイも好きです。

アリストクラットでのフルレンジ一発から始まり、今までSP12とT25、T350での3wayまで順調に拡大してきました。

それが、今回初めて縮小しました。



小さいことですが、僕にとってはずっと思ってきながら実現できなかったこと。

だからすごく嬉しい。やっと2wayにできました。



古い機材は素晴らしい。でも経年変化や劣化で少しずつ調子を崩していきます。メンテナンスが機器を蘇らせることがよくある。

うちのプリアンプもそうでした。メンテ後の快調さと、音の良さは本当に素晴らしいものがあります。

そして、再着磁。

数値的には1割にも満たない変化量ですが、歪み改善と高域の伸びや力感の向上は素晴らしい変化でした。

「エージングには約200時間を要します」とのことでしたが、始めから感じていた変化は本物だったと改めて感じます。

よく分からない理屈が多いオーディオですが、能率の良さや磁力の強さはすごくシンプルで分かりやすい。



はい、気をつけます。



電源オフ時のボンって音だけ何とかなったらいいのですが…。

これも要メンテかもしれません。

ネル

2017年08月16日 | 日記
夏の小旅行。



行く前から、夏の京都は暑いと何度も言われた今回の小旅行。



台風の後だったからか、山の中は涼しくて快適。元々山のすぐ近くまで叡山電車が運んでくれるお手軽コース。それでも初めての山は新鮮で楽しいものでした。



大きな木が多くて、ゆっくりしているといくらでも時間がたってしまします。





そして貴船の涼しさは格別。むっちゃ人多かったので、驚きました。でも確かに夏真っ盛りであれだけ涼を感じられたら、人が集まってくるのも良く分かる気がします。京都の市街地からも近いです。

でも、絶対に午前中の早い時間に行くのが吉ですね。昼近くの人は街中の混雑と変わらないくらい。

川床でゆっくりしたら、天国でしょうね〜。







今回の小旅行は始発から終電まで、1日丸ごと。

山から下りてきたら、今度はレコードとコーヒーの黒物を探してウロウロ。

ネルドリップのお店を選んで、深煎り珈琲ばかりを頂くいただく…。

あるお店で注文する時「すみません時間かかりますがいいですか」って言われ、きっとトロリとした珈琲と確信。でも「1時間くらいかかりますけど」と言われて、まさかの驚き。結局、苦みとトロリと甘味で美味しい珈琲でした。熱い時よりもちょっと冷めてきた時の方がまろやかでおいしい。どんな淹れ方なのかどうしても次は是非見せてもらいたい。どんな風なのか全然想像できません。



そして、この日の白眉はこのお店でした。

カウンターだけのお店なので、淹れてくれる様子がよくわかりました。美味しいお酒でちょっとくらくらした頭をイイ感じでシャキッとさせてくれます。深煎りの豆は正直好きじゃないんですが、お酒の後の深煎りは美味しい。美味しい珈琲は果汁100%のジュースみたいに感じる時があります。

濃いだけだと飲めたもんじゃないです。

濃さの中に旨みがギュッと詰まっていると、嬉しくなります。


一日の終わりに。

ちょっと暑苦しい演奏にも思えるんですが、クリアで切れ味のいい音に気分が上がります。これもハッとする演奏の旨みがあるんでしょうね。次の日にもう一度聞きたくなる、夏の一枚。

夏はもう終わりに向けて、1日いちにちと確実に進んでいます。