暇を持てあまして本屋や図書館通いをしているうちにPCオーディオに関しての本が目についてきました。
そこで幾つかの知識を得てちょっと取り組んだのが「PCオーディオ~ハイレゾ化」です。
簡単に説明すると以下のようになります。
パソコン(外付けHDD)へお気に入りのCDをWAV(無損失)でリッピング(データファイルとして蓄積)
CD音源をハイレゾ音源(疑似ハイレゾ)へアップサンプリング
専用の再生ソフト~USBヘッドフォンアンプ(USB-DAC)~光接続~従来のオーディオアンプ~スピーカー
Hi-Res(ハイレゾ)を再生している時のPC画面が上の写真です。
画面の下の方に PCM 4608kbps 96000Hz stereo のデータが表示されていますね。
<<CDに記録されているデジタル音声とは>>
サンプリングレート 44.1KHZ(1秒間に44,100分割)という時間軸、標本化
ビットレート 16ビット (2の16乗で65,536分割)ステップの量子化
標本化→量子化→符号化→PCM信号として読み取ります。
これを
↓↓↓
<<私が設定しているハイレゾ化は>>
サンプリングレート 96.0KHZ(1秒間に96,000分割) 約2.18倍の細かさ
ビットレート 24ビット (2の24乗で16,777,216分割) 256倍の細かさ
というように極端に言うと、ギザギザの信号を本来滑らかで波のような音楽信号へと変換する方法です。
1秒間につき44,100回→96,000回という凄まじい速さでサンプリングしたり、65千→16,777千ステップで横切りした
キメ細かさで読み取りますから、当然理論上の音は良くなります。
しかし聴感上感じる音の変化は人によっても違うと思いますが、劇的ではなく楽器の粒立ちや空気感、
ボーカルのサ行やチ・ツの発音にリアルさが出てきます。
電気量販の店頭で見ていますと、ミニコンポに「Hi-Res」のロゴが貼ってありますが、音を聴いてみて再現できている
のかなあと首を傾げたくなります。
メーカーの商業主義で便乗的なインチキ臭い感じがしますが、機器はHi-Resに対応していますものの・・・ということでしょう。
音の出口であるところの肝心なスピーカーが対応できなければ、いいヘッドフォンで楽しむことをお勧めします。
<追記>
文中に「従来のオーディオアンプ」と表現していますが、紹介している接続方法ではPCMに対応できる機種を前提としています。
「PCオーディオ~ハイレゾ化」にかかった費用は、USBヘッドフォンアンプ(USB-DAC)と光ケーブルの小遣い程度です。
また、使用しているソフトは以下のとおりです。
リッピング Windows Media Player
アップサンプリング Upconv Frontend 0.6x
ハイレゾ再生 foobar2000 v1.3.9
以上の設定でアップサンプリングすると、ファイルのサイズが約3.3倍も増加しますので、リッピング、アップサンプリングの
保存はいづれもテラサイズの外付けHDDがよいでしょう。