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 「つんく♂」さんが伝えたいメッセージとは

2016-02-23 03:53:00 | 日記
歌手の命とも言える声を失った「つんく♂」さんが伝えたいメッセージとは
初診段階では、医師から腫れ物が「99%悪性じゃない」の落胆から「喉頭がん」の経緯を語り、僕が自分の不調に気づいて訴えていた、あのあたりで発覚していたらここまで喉も腫れなかっただろうなぁ。
「自分の感覚を信じてほしい」と何度も述べている。
セカンドオピニオンを聞くなど、次の一手を考えるべきだったと後悔もされている。がんに限らず病気への対応を考えさせられる貴重な提言だ。
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情報引用先:デイリー新潮
昨年10月喉頭がんで声帯を失う大手術を乗り越えた歌手で音楽プロデューサーのつんく♂さんが、がん治療について語った。9月10日に発売された手記『「だから、生きる。」』(新潮社刊)のなかでつんく♂さんは「自分の感覚を信じてほしい」と何度も述べている。
■がんがみつかるまで
 歌手であるつんく♂さんは若い頃より、本業での負担に加え、お酒や煙草でさらに喉に負担をかけてきたと自覚はしていた。歌手として自分の身体が楽器であると考え、体調不良になりそうな気配があるだけで病院へ行くようにしていた。そのころから調子が悪くなると薬や点滴でどうにかする、という癖がつきだしたという。喉に炎症が起こるとステロイドの吸入で乗り切っていた。2013年9月、シャ乱Q結成25周年を記念したツアーを終えたころ喉に違和感を感じ、内視鏡で検査した際、目で見てわかるほど腫れ物ができていたという。しかしそれもステロイドの吸引のしすぎで組織の一部が固まってしまっているというのがお医者さんの見立てだった。
■99%悪性じゃない
 心配ではあったものの、その腫れ物が悪性の腫瘍、つまりがんの可能性は「99%ない」とお墨付きをもらっており、楽観視していたという。しかし三週間たってもよくならない。それでもお医者さんが99%大丈夫と言い、生体検査もしようと言わないのだから、きっと大丈夫なんだろう、と思っていたという。つんく♂さんはこのときセカンドオピニオンを聞くなど、次の一手を考えるべきだった、と後悔していることを同書で明かしている。
■「自分の感覚」より「医師の判断」?
《たとえ医師や専門家の意見が「大丈夫」だったとしても、もっと自分の直観や本能と真剣に向き合っていたら、何を置いても一刻も早く生検をするという方法を選んでいただろうと思う。なのに、僕はこの大事な局面で、「自分自身の感覚」よりも「医師の判断」を信じてしまった。》
 つんく♂さんはその後、三か月以上経った2014年2月に病院で生体検査を受け、喉頭がんがみつかる。
■寛解を発表したものの
 つんく♂さんは喉頭がんに対し、放射線治療を行った。治療は進み数カ月が経つもなかなか喉の調子はよくならない。8月にはいりどうしてもおかしいと思ったつんく♂さんはもう一度生体検査を願い出る。医師の答えは――。
《「がん細胞はみあたりませんでした。良かったですね」結果を聞いた僕は、とても嬉しかった。(中略)僕は心配性すぎたのだ。》
 そして九月半ば、つんく♂さんは医師のお墨付きをもらい、がん細胞の死滅を意味する「完全寛解」を宣言した。ところが周りからは祝福されるものの、喉の調子は一向に改善しない。呼吸はしづらく、仰向けに寝ると声帯が圧迫される感じがして苦しい。もしがんが消えきらず、また大きくなってきていたら、全てつじつまは合うと考えたつんく♂さんは、再度生検を願い出た。
■ニューヨークで受けた最悪の宣告
 10月初旬、モーニング娘。のニューヨーク公演に帯同したつんく♂さんは、その旅を病気に打ち勝ち、新たな一歩を踏み出すための人生の岐路だと考えていた。つんく♂さんが16年前に立ちあげたグループが、NYのまんなかでライブを行う。そんな輝かしい日になるはずだった。しかしそのライブの二日前、NYに到着したばかりのつんく♂さんに、日本から生体検査の結果を知らせる電話がかかってきた。
《「すいません。やはり癌でした。この腫れは三月の放射線で叩ききれなかった癌がさらに大きくなったんだと思われます」ずっと考えないようにしていた最悪の結果だった。(中略)完全寛解から一気に地獄やな。今までの検査はなんやったんやろか。僕が自分の不調に気づいて訴えていた、あのあたりで発覚していたらここまで喉も腫れなかっただろうなぁ。》
 そして「僕がもっと自分を信じて他の病院ででも調べてもらうべきだった」と述べる。モーニング娘。のNY公演を見届けたつんく♂さんは緊急帰国、その後声帯を全摘する大手術となった。
■自分の感覚を信じてほしい
 つんく♂さんは同書を書いた理由として、自分の感覚を信じる大切さを伝えたかったと語っている。自分で不調を感じていたのに、がんの発見が遅れてしまったことや、検査結果を鵜呑みにしてしまったことを悔やんでいるという。
《お医者さんも人間。時には見落とすこともある。あなたが医師に診察されるだけでなく、あなた自身が医師を見定めていくというくらいの気持ちが必要であると思います。》
 つんく♂さん自身の体験からでた真摯な言葉は、がんに限らず病気への対応を考えさせられる貴重な提言だ。
http://www.dailyshincho.jp/article/2015/09100041/?all=1
デイリー新潮編集部

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