ひろのギターで息抜き

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術後会見で語ったToshlへの感謝と切なる思い

2017-12-31 22:26:20 | 日記

YOSHIKI、術後会見で語ったToshlへの感謝と切なる思い「ヘドバンは体によくない」

2017年6月20日 16:32

 

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X href="https://natalie.mu/music/gallery/news/237483/725123">立ったまま会見に臨むYOSHIKI。

頸椎椎間孔狭窄症と医師に診断されたYOSHIKIは5月にアメリカで人工椎間板置換手術を受けた。手術を受けてから初めての帰国となった今回、彼は自身の体調や7月に予定されているX href="https://natalie.mu/music/gallery/news/237483/725124">YOSHIKI

報道陣との質疑応答では「体調の回復へ向けて、何が自身の支えになっているか」という質問が飛ぶ。彼はこれに「ファンの皆さんのサポート。折り鶴も、千羽……いや、10万羽くらい頂きましたし、いろんな励ましの言葉をもらって」と答えると、さらに「Toshlとは手術前も手術後も、電話でよくしゃべりました」と明かした。YOSHIKIは「いつも前向きな会話をしまして」とToshl(Vo)への感謝の思いを口にすると、「15年前には考えれられなかった。まさかToshlにこんなに励まされるなんて(笑)」と言って会見場の笑いを誘う。また「(術後に)いろいろ考えたんですよ」と切り出して「あの、ヘドバンってよくないと思います」と訴える場面も。報道陣とファンによる驚き交じりの笑い声が上がる中、彼は「僕に限らずいろんなアーティストさん、今後考えたほうがいい。体に悪いです(笑)。僕のこういった例もあるので、ヘドバンをしないカッコいいドラムの叩き方を考えていきたいですね」と切実な思いを伝えていた。

YOSHIKI

Toshlとの会話の中で「もし再結成をしていなかったら、僕は首を2度切る(手術する)なんてことはしなかった」とToshlに伝えたというYOSHIKI。今後の活動へ向けて、彼は「再結成によって得られた素敵な時間、世界に向かって挑戦していくこの感覚。痛みは伴っているけれど、後悔はしていない」と前向きな思いを語ると、来月に迫ったツアーへ向け「今でなければできないステージがあると思う。自分たちで言うのもアレですが、歴史的なコンサートになるようにがんばりますし、そうする自信があります」と、ファンへ向けて力強く意気込みを伝えていた。

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福厳寺について

2017-12-27 12:29:29 | 日記

福厳寺について

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生きる人のためのお寺として門を開き、多くの人たちの心の拠り所を作りたい

 大叢山福厳寺 31世住職、大愚 元勝です。

 私は福厳寺の弟子として育ちました。3歳でお経を習い、5歳で葬儀デビューをしましたが、思春期に差し掛かると、お寺の堅苦しい伝統やしきたり、厳しい師匠などに反発の気持ちを抱いてお寺を飛び出しました。何にも縛られず自由に生きていきたいと、海外に出たこともありました。発起して会社を興し、複数の事業のオーナーとして小さな成功も収めました。

 しかし、歳を重ねて世の中の矛盾や人々の苦しみを見るにつれ、幼少期から私の中にあった仏の教えが私を守り、導いてくれていることに気がつきました。

 自分の使命は「仏教を人々にわかりやすく伝えていくこと」であると確信したのです。

 僧侶として生きる覚悟を定め、副住職としてお寺に戻ってから、インド、スリランカ、タイ、中国、韓国など、仏教伝来のルートを旅し、僧侶としての自身のあり方、お寺のあり方を問い直しました。

住職としての自身のあり方を問い直し、「生きる人々のためのお寺」を目指す

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 平成27年1月、福厳寺第31代目住職就任にあたって考え続けたことは、「500年続いた福厳寺を未来の500年に残すため、何をしていくか」でした。

 考え尽くした末に到った結論は、福厳寺を「生きる人々のためのお寺として開いていこう」というものです。仏教とは、今から約2500年前に、インドで悟りをひらかれたお釈迦さまの教えです。生きることの本質や心の本質だけでなく、すべての人が迷いや苦しみを離れ、心の平安を得ることができる。つまり、幸福になることの可能性が説かれています。迷信や古びた過去の物語ではありません。

 お釈迦さまやその弟子たちが説いた教えは、非常に科学的であり、論理的で、数千年の時を超え、私たちに生きる勇気と智慧を与えてくれます。仏さまの教えをまとめた経典には、豊かな資産の作り方から円滑な人間関係の築き方、立ち振る舞いにいたるまで、具体的かつ普遍的な教えが詰まっているのです。

 多くの方々は、葬儀や法事のためだけにお寺を訪れます。大きな伽藍を備え、歴史や智慧に満ちたお寺が、死者のためだけにあるのは非常にもったいないことです。今後は、生きている人にとっての学びの場、修行や啓発、癒しや交流の場として、多くの門を開いていきたいと考えています。

福厳寺を中心に「仏縁」を広げ、精神的な拠り所を作っていきたい

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 今後、お寺の果たす役割はますます大きくなっていくことでしょう。夢や希望がないと言って自らの命を絶つ若者、無念にも孤独死せざるを得なかった高齢者、そして心を患う人たちの増加など、日本全体が抱えると言っても過言ではない心の問題が後を絶ちません。

 こうしたことが起こる理由のひとつは、精神的な拠り所がないことだと考えています。安心領域があって初めて、人は未知のこと、新しいことにチャレンジできるのです。戦後の日本は政教分離によって宗教などの精神的な支えを失い、その代わりに物質的な豊かさを求めました。しかし、金銭や物では心の空虚を満たすことはできませんでした。

 最近でこそブームのように世間の関心が高まりつつありますが、長い間、人間の心に確たる安心領域を提供してきたのは、他ならぬ仏教なのです。

 お寺とつながること、仏さまとつながることを「仏縁」と呼びます。

 この福厳寺を中心に、職場や学校、家族や地域を超えた仏縁を広げていくことができるならば、多くの人々の心の中に拠り所が築かれることになります。生死の苦しみを安心して受け入れ、乗り越えていくことができるでしょう。

人間であることの限界と分をわきまえ、感謝を忘れないよう努める

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 インターネット社会に入り、世界の情報が簡単に手に入る時代になりました。外国の金融事情は瞬時にわかるのに、自分の家庭の中はどうでしょうか。親と子ども、夫と妻といった身近な関係の中でさえ、お互いの悲しみやつらさ、寂しい気持ちを知らないのです。

 物質的な豊かさや便利さは、必ずしも心を豊かにしてくれるとは限りません。現代は便利でスピーディーな高度情報化社会ですが、それに慣れすぎると、わずかな不具合がストレスを引き起こすのです。

 便利になればなるほど、人間がわがままになっていく。そんな時代において大切なことは、「人間であることの限界と分をわきまえ、自分のエゴや怒りを抑えて心を整え、謙虚に、素直に、感謝を忘れないように努めること」です。

 仏教は「慈悲と智慧の宗教」といわれています。

 生きとし生けるすべての命に対して、思いやりの心を育てること。そして、自らの心を整えて理性的に生きる智慧を育てること。それが仏教です。

 人は遅かれ早かれ、必ず死に至ります。しかし、命が有限であることに一日も早く気づき、一所懸命生きるならば、あなたの「生」は必ず充実し、生き生きとした輝きを放つことでしょう。そして、いつか訪れる「死」もまた、恐れることなく、穏やかに受け入れることができることでしょう。

 すべての方々が、そのように幸福な人生を送られることを願ってやみません。

合掌 福厳寺第31世住職 大愚元勝


手に入れて39年、オーナーの人生を見つめ続けてきた日産・スカイライン GT-R(KPGC10型)

2017-12-19 05:00:00 | 日記

手に入れて39年、オーナーの人生を見つめ続けてきた日産・スカイライン GT-R(KPGC10型)

ふと、考えることがある。「人生におけるアガリの1台を選ぶとしたら何だろう?」と。このクルマさえ手元にあれば、他にはもう何もいらない。まるで歌詞のワンフレーズのようだが、この願いを実現できる(あるいはできた)人は少ないのではないだろうか。

仮に、億万長者になったとしても、この欲求が満たされるわけではないはずだ。確かに、欲しいと思った瞬間に手に入れることだってできる。もしかしたら、手に入れたいクルマほど、ちょっと手が届かないくらいがちょうどいいのかもしれない。その分、自分の愛車となったときの喜びは、生涯忘れることのできないクルマとしていつまでも覚えているに違いないからだ。

良く晴れた休日のパーキングエリアに人だかりができていた。近づいてみると、そこには日産・スカイライン GT-R(KPGC10型)が佇んでいた。いわゆる「ハコスカGT-R(以下、GT-R)」だ。このクルマに関して、今さら語るまでもないだろう。富士GC(グランドチャンピオンレース/通称「グラチャン」)をはじめとする幾多のレースで勝ち続け、50勝という記録を打ち立てた。後継モデルにあたるGT-R(R32型)ですら29勝(ただし、こちらは「29連勝」だ)なのだ。いずれも、当時の日本の若者に「GT-R」というキーワードを強烈に印象づけたモデルであることは間違いない。これらのエピソードは、ファンにとって神話や伝説として、これからも語り継がれていくことだろう。

プライバシー保護の関係で、お見せできないのが残念だが、このGT-Rは2ケタの「55」ナンバーだ。これは、同じエリアで乗り継がれているか、1人のオーナーが長年に亘り所有していることの証。頃合いを見て、ギャラリーと談笑していたオーナーに話し掛けてみることにした。

「このクルマを手に入れたのは今から39年前。1978年になります。同級生がハコスカのGT-Rを所有していましてね。あるとき助手席に乗せてもらったんです。それはもう刺激的でしたよ。このときの体験が脳裏に焼き付いてしまって。いつか俺もこのGT-Rを買おうと心に決めました」。それまで、トヨタ・セリカ リフトバックや日産・グロリア(230型)など、数々のクルマを乗り継いできたオーナーのGT-R探しがスタートすることになった。

「関東近郊を中心にずいぶん探しましたよ。1年半くらい掛けたけれど、納得のいく個体が見つからなかったんです。あきらめかけていたあるとき、雑誌の広告に売り物のGT-Rが載っていたんです。その広告には白とシルバー、それぞれの個体が掲載されていて、すぐにショップへ問い合わせてみました。本命は白だったんですが、こちらのGT-Rは連絡した時点で既に売約済み。せっかくだからシルバーの個体を見てみようと考え、実際に訪ねてみました。そうしたらワンオーナー車だというではありませんか!!当時の彼女(現在の奥様)が日産関係の企業に勤めていたこともあり、素性を確認してもらったところ、間違いなくワンオーナー車だということが判明。購入を決めました」。まもなく還暦を迎えるオーナーの当時の年齢は21歳。同級生のGT-Rに乗せてもらった衝撃体験から3年近くが経過していた。

こうして念願だったGT-Rのオーナーとなり、それから40年近く経った今でもこの個体を所有している。さすがにGT-Rで近所へ買い物に行くのは憚れるので、家族用の乗用車をもう1台所有しているという。こちらは乗り替えても、GT-Rはずっと手元に置いてある。これだけ長く所有しているのだから、飽きてしまったり、もう手放してもいいかなと思うことはなかったのだろうか?

「信じてもらえないかもしれませんが、これまで手放そうと思ったことは1度もないんです。もちろん、飽きることもありませんでした。家族もこのGT-Rを可愛がってくれています。これはありがたいですね。また近年、懸念されている純正部品の確保ですが、私はかなり前に購入しておいたことがよかったのかもしれません。13年前、このクルマにオールペンをしたのですが、このときにも20数年前に購入し、ストックしていた部品を投入してリフレッシュさせました」。

13年前といっても、保管状態の悪いクルマなら、色々と痛んでくる時期だ。雑に扱われた個体なら、既に廃車となっているクルマも少なくないだろう。しかし、このGT-Rは見事なまでの輝きを放っている。どれほど保管状態が良い環境であっても、このコンディションを維持するのは並大抵のことではない。オーナーがこのGT-Rに対して、相当な愛情を注いでいることは容易に想像ができる。

「40年近く所有してきただけに、それなりに手を加えてきましたよ。エンジンのオーバーホールは2度行いましたし、足まわりや配線類もリフレッシュさせました。自宅近くにこのクルマの主治医がいるのですが、この方に指南してもらいつつ、できる限り自分でメンテナンスするようにしていますし、車検も自分で通します。この個体の状態をしっかりと把握しておきたいですからね」。

オーナーの愛情とメンテナンスが行き届いている証拠に、当時のレースカー「R380」に搭載されていたエンジンの血統を受け継いだ名機「S20型エンジン」をはじめ、エンジンルーム内もコンクールコンディションといわんばかりの美しさだ。「既にお気づきかもしれませんが、ボディと同色にペイントされたオーバーフェンダーやリアスポイラー、ワタナベ製のホイール、レカロ製のセミバケットシート、4点式シートベルトなど、この個体には、クルマの雰囲気を崩さないように配慮しながら少しだけモディファイを施してあります。自分好みに手を加えることも楽しみのひとつですね」。

GT-Rの雰囲気を損なうことなく、それでいてより存在感を高めるチョイスは、長年に亘り1台のクルマと向き合ってきたオーナーだからこそ成し得ることができた、絶妙なバランスとセンスを両立させているといえるだろう。

「現行モデルのGT-R(R35型)の存在も気になりますよ。でも、このクルマを手放してまで欲しいとは思わないですね。若い人にとっては、エアコンもなく乗りにくいこのクルマよりも最新モデルの方が魅力的かもしれませんが、この年代のクルマでしか味わえない世界があるんです。これからも、今までと変わりなく乗り続けたいですね。孫が欲しいといったら譲ってもいいかなあ(笑)」。

取材の合間に茶目っ気たっぷりな笑顔を見せてくれたオーナー。その表情はまるで少年時代を思い起こさせるようだった。KPGC10型の日産・スカイラインGT-R、通称「ハコスカGT-R」。トヨタ・2000GTなどと同様に、日本に留まらず、海外でも知られた存在となりつつある。このクルマも、世界において、日本車の価値を高めた1台といって間違いないだろう。

40年近くも1人のオーナーを魅了するほどの魅力を備えたGT-R。これからも「直列6気筒エンジン」ならではの澄んだ音を轟かせながらオーナーに寄り添い続けるに違いない。

(編集: vehiclenaviMAGAZINE編集部 / 撮影: 古宮こうき)

 


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2017-12-14 06:17:02 | 日記

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「2017国際ロボット展」で見た、VRが進化させるロボット技術の未来

2017-12-14 06:07:25 | 日記

「2017国際ロボット展」で見た、VRが進化させるロボット技術の未来

 

2017年11月29日から12月2日の4日間にかけて、東京ビッグサイトにて「2017国際ロボット展」が開催されました。

「国際ロボット展」は2年に一度開催されている、世界最大規模のロボットトレードショーです。会場では産業用ロボットを中心に、災害対応や介護の現場で活躍するサービスロボットなど、さまざまな種類のロボットとその関連技術についての展示が行われていました。

また会場では、ロボットの操作や産業用ロボットに動作を覚えさせる“教示”の際などに、VRを活用している事例を見ることができました。ここではそんなVRの観点から、会場の展示をいくつかピックアップしてご紹介します。

トヨタ自動車株式会社「T-HR3」

第3世代のTOYOTAヒューマノイドロボットである「T-HR3」は、マスター操縦システムによって人間型ロボットの全身を直感的に操ることができるという、世界初の操縦システムで動作するロボットです。

腕にマスターアーム、足にマスターフットを装着した操縦者が手足を動かすと、T-HR3もそれにシンクロして、まったく同じポーズを取ることができます。その光景は『Gガンダム』というか『パシフィック・リム』というか、まるでSF映画やアニメに登場する技術が現実になったかのような感動を覚えます。

またT-HR3は新開発のトルクサーボ技術を駆使することで、全身を協調させてバランスを維持したり、周囲との接触によって受ける力を柔らかく受け流したりすることも可能です。デモンストレーションのステージでは、片足で立つといったポーズを次々と披露しても、バランスを崩すことなく自立していました。


T-HR3の操縦者はVRヘッドセットのHTC Viveを装着しており、そこにはロボットの視線から見た立体映像が映し出されます。そのため、まるでロボットが操縦者の分身になったかのような感覚で、手足を動かすのはもとより、物をつかんで運ぶといった細かい作業を、直感的に行うことができるのです。


このようにリアルな遠隔操作技術とバランス制御技術、そしてVRが融合したT-HR3のインパクトは絶大で、デモンストレーションが行われるたびに多くの見学者が集まっていました。今回の「2017国際ロボット展」の中でも、ひときわ目立っていたロボットだったと言えるでしょう。

株式会社デンソーウェーブ「マルチモーダルAIロボット」

株式会社デンソーウェーブ、ベッコフオートメーション株式会社、株式会社エクサウィザーズの3社が開発した「マルチモーダルAIロボット」は、多指ハンドを装着した双腕型ロボットアームです。

このロボットアームは従来のロボットシステムでは難しかった、柔らかい不定形物を扱う複数の作業を実行することができます。「2017国際ロボット展」の会場では布製のタオルを畳んだり、野菜をつかんでサラダボウルに盛り付けるといったデモンストレーションが行われていました。

こうした作業をロボットに実行させるためには、これまで莫大な量のプログラミングを必要としていたそうです。しかしこの「マルチモーダルAIロボット」では、ディープラーニングとVR技術の組み合わせによって、ユーザーによるプログラミングなしに実行させることができます。

HTC Viveを装着したオペレーターは、ロボットに取り付けられた全天球カメラの映像を見ながら、リアルタイムに操作することができます。その状態でハンドセンサーを装着した腕を動かして、タオルを畳んだりサラダをつかんだりする動作を行うと、ロボットはその軌道とロボットアームやハンドから得られるセンサー情報を“学習”して、作業を覚えることができるのです。従来であれば複雑なプログラミングが必要だった動作を直感的に実行させるために、VR技術が活用されているわけです。

会場では、マルチモーダルAIロボットにサラダをつかむ動作を学習させる様子を見ることができました。ここではオペレーターの腕の動きと、ロボットの腕の動きがシンクロしています。

こうして作業を学習したロボットは、手順を自分自身で“考えながら”作業を行うようになり、たとえば畳んでいる途中のタオルを渡しても、そのことをちゃんと理解して作業を完遂できるとのこと。

写真のモニターの左側に表示された全天球カメラの映像では、ロボットが映像を通じて野菜の種類を認識していることがわかります。また右側の画面では、ロボットが次に行う手順を考えている様子が表示されています。

このように、マルチモーダルAIロボットのデモンストレーションは、ロボットだけでなくVRやAIなどの最新技術が集約された、密度の濃い内容となっていました。

ABB株式会社「RobotStudio+VR」

産業用ロボットの世界では、実際の製造ラインにロボットが導入された際の動作や工程時間を確認するため、事前にシミュレーションを行うことが重要なのだそうです。そこで、仮想空間にロボットシステムを配置して、実際と同じように動作させるシミュレーションソフトが用意されています。

しかし、ロボットの周囲に安全柵を配置する位置は適切なのか、オペレーターが快適に作業できるスペースが確保されているかなど、リアルスケールで現場を歩き回ってみて初めて確認できることも多いとのこと。そのために1部屋まるごと、場合によっては工場まるごとという規模で、実際にロボットを配置して検証することも行われているそうです。

産業用ロボットメーカーの大手企業であるABBでは、同社のソフトウェアであるRobotStudioにVRを組み合わせることで、ロボットが配置されたシミュレーション空間をリアルスケールで歩き回り、あたかも現場にいるかのような視点で確認することを可能にしています。「2017国際ロボット展」のABBブースでは、Oculus RiftとOculus Touchコントローラを使用したデモンストレーションが行われていました。

ロボットが配置されたシミュレーション空間には、HMDを装着した複数のユーザーがアクセスできるため、海外などの遠隔地にいる人とロボットを見ながら改善点などを話し合える、バーチャル・ミーティングが可能です。そのために、空間内の特定箇所を線で囲んで他のユーザーと共有したり、空間内に付箋を貼って改善点をメモしたりするといった機能も用意されているそうです。


写真のように、ロボットの動作や空間に対する操作は、ユーザーの手元に設定された仮想コントローラーで実行できます。

ABBの方にお話を伺ったところ、VRをどう活用するかというよりは、ロボットを導入するお客様に対してどのような提案ができるかということを考えて、このシステムを開発したとのこと。とはいえ、仮想空間をリアルスケールで体感できるというVRならではのメリットを、産業の現場で実用化している例として、非常に興味深い展示となっていました。

山梨大学工学部機械工学科 野田研究室「VRクレーン操作トレーニングシステム」

工場などで重い荷物を天井からロープで吊り下げて運ぶクレーンは、荷物が大きく揺れると危険が伴うこともあり、操作技術が求められます。5トン以上の荷物を運ぶ際にはクレーン運転士の免許資格が必要となるほか、それ以下の重さの荷物を運ぶ場合にも技能講習や特別教育を受ける必要があります。

そうしたクレーン操作をVRで学習できるのが、このシステムです。こちらはロボットと直接関係はありませんが、関連技術として会場に展示されていたものです。

こちらのシミュレーションでは、ユーザーの入力に応じて天井のクレーンが動作し、その動作に応じて荷物の揺れが再現されます。VRでのシミュレーションということで、実際に数トンもの重さの荷物を動かすこともなく、安全にクレーン操作が体感できます。現実には危険が伴うような操作をあえて行うことで、その危険性を実際に体感できるのも、VRならではのメリットだとのことでした。

こちらは大学での研究ということで、操作にはスーパーファミコンのコントローラーが使用されていましたが、現実のクレーンは「ペンダントスイッチ」と呼ばれる押しボタン式のコントローラーを使用しているため、機能自体は同一とのことでした。クレーン技能の教習所でも、このシミュレーションは好評だったそうですが、建物のスケール感やロープの太さなど、もう少し精度を上げたいとのこと。また、人によってはVR酔いに悩まされるという課題もあるそうです。

いずれにしても、こうした分野でもVRの活用が研究されているというのは、今後VRがどのように広がっていくかを考える上でも楽しみです。

最初に紹介したように、「2017国際ロボット展」はあくまでロボット技術のトレードショーであり、決してVRがメインのイベントではありません。しかし、その中でVRが有効に活用されている事例をこれだけ見ることができたのは、産業の現場でVRが着実にその可能性を広げている証だと言えるでしょう。その意味でも非常に意義深いイベントとなっていました。


<女芸人No.1決定戦>初代女王はゆりやんレトリィバァ 636組の頂点に

2017-12-12 02:31:27 | 日記

<女芸人No.1決定戦>初代女王はゆりやんレトリィバァ 636組の頂点に

12/11(月) 22:49配信

 

 

 一番面白い女性芸人を決める大会「女芸人No.1決定戦 THE W(ザ ダブリュー)」の決勝戦が11日、東京・汐留の日本テレビで開かれ、お笑いタレントのゆりやんレトリィバァさんが初代チャンピオンに輝き、賞金1000万円を獲得。出場した636組の頂点に立った。
 

 ゆりやんさんは、ピン芸人日本一を決める「R-1ぐらんぷり」の2017年大会では決勝に進出。芸歴5年目。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。初代“女王”となったゆりやんさんは「ありがとうございます。いや、本当にうれしいです。もう本当におおきにです。おおきにと申します!」とボケを交えつつ喜びを語った。

 決勝戦の模様は同日午後8時~10時54分に生放送され、ファーストラウンドでは、決勝に進出した10組が1対1でネタを披露。お笑いコンビ「ニッチェ」「アジアン」、牧野ステテコさん、まとばゆうさん、ゆりやんレトリィバァさんの5組がファイナルラウンドに進出した。その5組が順番にネタ見せをして、一番面白かった1組を審査員が選び、チャンピオンが決定した。

 審査員は、柴田理恵さん、新川優愛さん、生瀬勝久さん、ヒロミさん、吉田沙保里さん、若槻千夏さんのゲスト審査員6人と、番組ホームページで募集した一般審査員395人の計401人が務めた。ゲスト審査員も一般審査員も同じ1人1票で投票。生放送では、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん、放送作家の高須光聖さんが副音声を担当した。

 「女芸人No.1決定戦 THE W」は、今回が初開催となる女性芸人のお笑いコンテスト。大会名の「W」は「WOMAN(女性)」と「WARAI(笑い)」の頭文字からとられ、参加条件は「女性」であれば、プロアマ、所属事務所の有無は問わず、芸歴、人数、年齢の制限なし。大会は漫才、コント、ピンネタ、ものまね、パフォーマンスとジャンルを問わない「面白ければ何をやってもOK」の“異種格闘技戦”となった。優勝賞金は1000万円。副賞として、同局のレギュラー番組の中から合計視聴率100%