父親が亡くなってから4年間を振り返ったメッセージを送信
米国アーカンソー州に暮らすチャスティティ・パターソンさん(23歳)は4年前に父親を亡くした。それ以来、父親の携帯電話に毎日日々の出来事をメッセージで送っていた。もちろん返信が来ることはなかった。
父親が亡くなって4年目の前日に当たる先々週の木曜の晩、パターソンさんは「はい、お父さん。私よ。明日はまた大変な日になりそうね」といつものように送信。そして「お父さんを失って4年が経ったけど、いつも寂しく感じてます。色んなことがあったけど、いつもメッセージしているから知ってるよね」と続けた。
そして、この4年間のことを振り返ったパターソンさん。ガンを克服してから約束通り体調に気を付けていること、大学を無事卒業したこと、恋に落ちて失恋したことを回想した。「あなたが本当に私を必要としてくれている時、そばにいることが出来なくてごめんなさい。いつか一緒に試合を見ましょう」とも。
亡くなった父親への返ってくるはずのないメッセージ。しかし先週、驚くべきことに返信が来た。
メッセージの送り主はブラッドさんと名乗る男性で、パターソンさんにとってまったくの赤の他人だ。ブラッドさんは「こんにちは、私はあなたの父親ではありませんが、4年間、すべてのメッセージを受け取っています」と明かした。
ブラッドさんはかつて娘がいたものの、5年前に交通事故で亡くし悲しみに暮れていたが、パターソンさんのメッセージで励まされ、「私は生かされてきた」と感謝した。そして、「あなたにとって親しい人が亡くなったことは非常に悲しく思いますが、私は長年にわたってあなたの話を聞き、あなたが成長し多くのことを経験しているのを見てきました」と続けた。
また、これまで長年返信してこなかった理由を「あなたの気持ちを傷つけたくなかったから」と述べ、「申し訳ありませんがこの事実を伝えなければなりませんでした。あなたなら乗り越えられます。私はあなたを誇りに思います」と締めた。
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