女装男子が拝める映画10選!
2018.02.16
2018年に入ってから、NHKのドラマ『女子的生活』では志尊淳が、フジテレビの月9ドラマ『海月姫』では瀬戸康史が、それぞれ女装姿を披露し、話題を呼んでいます。さらに2月17日からはWOWOWのドラマ『バイバイ、ブラックバード』がスタートし、こんどは城田優が、迫力の女装姿で役を演じます。
雨後のタケノコのように次々と出てくる女装作品の数々。そのようすを見て気づいたことがあります。
「今年、女装が来ている!」(遅い)
……ということで、今回はそんな女装男子が登場する映画作品をピックアップしてみました。
まずはイケメン枠からいってみましょう!
リリーのすべて
世界初の性別適合手術を受けた人物として知られるリリー・エルベを題材とした作品。
トランスジェンダーの主人公を演じたのは、『ファンタスティック・ビースト』シリーズに主演する人気俳優、エディ・レッドメイン。この作品でアカデミー主演男優賞にノミネートされました。
ダラス・バイヤーズクラブ
こちらの記事でくわしくご紹介した映画『ダラス・バイヤーズクラブ』。
エイズ患者のトランスジェンダー女性を演じたのはジャレッド・レト。この映画で18kgもの減量を敢行した彼ですが、『チャプター27』という作品では、ジョン・レノンを射殺したマーク・チャップマンを演じるため、なんと30kgも体重を増やしました。役者魂です。
バッド・エデュケーション
スペインの鬼才ペドロ・アルモドバル監督の作品で女装を披露したのは、ガエル・ガルシア・ベルナル。
出典:wikr.com
かっこよさとかわいらしさをあわせ持つ端正な容姿から女性ファンの多いガエルだけあって、女装姿も非常に美しい。しかし本人いわく、女装した自分は「母親にそっくり」だったのだとか。
もちろん、若いイケメンばかりが女装を見せびらかしているわけではありません。あの名優たちも女装を楽しんでおりました。
ヘアスプレー(2007)
ジョン・ウォーターズ御大が手がけた同名のミュージカル・コメディ映画をリメイクした作品。
出典:tribute.ca
こちらの2007年版ではあのジョン・トラボルタが、特殊メイクによって巨体の母・エドナを演じます。もともと超個性的な素材に女装&特殊メイクということで、見た目のインパクトは絶大です。
ミセス・ダウト
1993年のコメディ映画『ミセス・ダウト』では、いまは亡き名優ロビン・ウィリアムズの女装を堪能することができます。
バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2
さて、意外なところにも女装は出てきます。みんな大好き『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の2作目。2015年、未来のマクフライ家には、主人公マーティの娘がいました。
このシーンで娘ことマーリーン・マクフライに扮しているのは、マーティを演じるマイケル・J・フォックスでした(っていうか家族全員演じているわけですが)。
さてさて、もっともっと古い映画にも女装は登場します。今回は2つだけ見てみましょう。
お熱いのがお好き
巨匠ビリー・ワイルダー監督による、1959年のコメディ映画。
出典:time.com
セックスシンボルの代名詞、マリリン・モンローが主演を務めたこの作品で、女装したままスクリーンを駆け回るのはトニー・カーティスとジャック・レモンの2人組。映画もめちゃめちゃ面白いです。
グレンとグレンダ
最高の栄誉を受けた監督が女装の要素を取り入れたいっぽう、「史上最低」との誉れ高い(?)映画監督は、女装をもっと中心に据えた作品を撮っています。エド・ウッドです。
出典:imcdb.org
1953年の『グレンとグレンダ』ではエド・ウッド自身が主演も務め、女装を披露していますが、彼が実生活でもトランスヴェスタイトとして、女装を趣味としていたことは有名です。
あっ! ここまでまだ日本映画が1本もない!(白々しい)
ということで今回は、最後に日本の「女装子」や「男の娘」の生活が描かれた映画を2本、ご紹介させていただきます。
恋とボルバキア
2017年公開のドキュメンタリー映画。くわしい作品紹介はこちらの記事をご覧ください。
僕の中のオトコの娘
2012年公開の作品。社会になじめず引きこもりとなってしまった主人公が女装に目覚め、それをきっかけとして社会復帰するまでのお話です。
こうして見ると、女装が登場する映画というだけでも、ものすごく多いことがわかりますね。ここでご紹介したのは、まだまだそのほんの一部にすぎません。
洋の東西を問わず、女装映画は数え切れないほど作られてきました。またいずれ、第2弾としてご紹介できればと思います。