ボリショイバレエファンのみならずとも驚いたボリショイのバレエ芸術監督セルゲイ・フィーリンの事件。
そのドキュメンタリー映画となれば見逃すわけにはいきません。
先週は梅田で一週間、今週は10月3日からシネ・リーブル神戸で上映中。
当方モスクワ駐在中は途中で大改修が始まり駐在中には改修が終わらず結局2011年まで6年を掛けて基礎から工事して建物は一新されたボリショイ劇場ですが同11年にフィーリンがバレエ芸術監督になったので当方が知っているフィーリンは人気のプリンシパルとしてのフィーリンだけです。
あのころはまだファーストソリストだったマリーア・アラシュがプリンシパル・ダンサーとしてフィーリンが外部から連れてきたダンサーを優遇したことを批判するのは見ていて辛いところでしたがツィスカリーゼも幹部批判が原因で2013年6月に解任されたという話を聞くと本件の根深さを感じさせました。
ザハーロワの挨拶やマリーヤ・アレクサンドロワがアキレス腱断裂から復帰のステージなど見所もあり白鳥の湖、ラ・バヤデール、スパルタクスとボリショイの誇る演目の場面も挿入されそれなりにボリショイファンには見せ場はありますがインタビュー中心でいまいち盛り上がりに欠けるのは一寸残念。
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