Nさんよりゲストペア分の寄稿頂きました。
古風で奥ゆかしさのあるジゼルと
スマートなアルベルトという正統派のペアでした。
またゲストに呼んでいただきたいお2人です。
とのことです。
写真はジゼル役ダリア・クリメントヴァ。
新国立劇場バレエ団『ジゼル』 2013年2月20日(水)22日(金)
ジゼル:ダリア・クリメントヴァ
アルベルト:ワディム・ムンタギロフ
ミルタ:堀口 純
ハンス:古川和則
クールランド公爵:マイレン・トレウバエフ
バチルド:楠元郁子
村人のパ・ド・ドゥ:米沢 唯 福田圭吾(20日)
アルベルト:ワディム・ムンタギロフ
ミルタ:堀口 純
ハンス:古川和則
クールランド公爵:マイレン・トレウバエフ
バチルド:楠元郁子
村人のパ・ド・ドゥ:米沢 唯 福田圭吾(20日)
寺田亜沙子 江本拓(22日)
ドゥ・ウィリ:丸尾孝子、厚木三杏
ドゥ・ウィリ:丸尾孝子、厚木三杏
ジゼルはダリア・クリメントヴァさん、
華奢で儚げで、年齢を感じさせず少女そのもの、
ほんの少しにこりと微笑んだだけでも
こちらの頬が緩まずにいられない。
狂乱の場でも表現は抑え目で、
ひびの入ったガラスが徐々に砕け散っていくかのように
悲しみが静かに心へ打ち寄せた。
大切に大切に育てられたのであろうとても上品な雰囲気で
古風な奥ゆかしさのあるヒロイン、
精霊になった2幕では細長い手脚が美しい弧を描き
流れるような美しさがあった。
アルブレヒトはワディム・ムンタギロフさん、
まだ20代前半という年齢を思わせぬ
落ち着いた雰囲気を持ちサポートも丁寧、
ベテランのクリメントヴァさんから厚い信頼を得ていることに納得である。
2幕のソロも圧巻、救いを求める思いが込められた入魂の踊りだった。
押し殺した表情の中でかすかに笑みを浮かべ
恐怖感倍増の堀口さんのミルタ、
粗暴さよりも優しさを前面に出し
ジゼルに対する人一倍の思いやりが伝わってきた
ほんの少しにこりと微笑んだだけでも
こちらの頬が緩まずにいられない。
狂乱の場でも表現は抑え目で、
ひびの入ったガラスが徐々に砕け散っていくかのように
悲しみが静かに心へ打ち寄せた。
大切に大切に育てられたのであろうとても上品な雰囲気で
古風な奥ゆかしさのあるヒロイン、
精霊になった2幕では細長い手脚が美しい弧を描き
流れるような美しさがあった。
アルブレヒトはワディム・ムンタギロフさん、
まだ20代前半という年齢を思わせぬ
落ち着いた雰囲気を持ちサポートも丁寧、
ベテランのクリメントヴァさんから厚い信頼を得ていることに納得である。
2幕のソロも圧巻、救いを求める思いが込められた入魂の踊りだった。
押し殺した表情の中でかすかに笑みを浮かべ
恐怖感倍増の堀口さんのミルタ、
粗暴さよりも優しさを前面に出し
ジゼルに対する人一倍の思いやりが伝わってきた
古川さんの森番ハンスも好演であった。
ペザント(村人の男女2名による明るさに溢れる踊り)は
20日は米沢さんと福田さんが磐石なテクニックで沸かせ、
22日は寺田さんと江本さんがふわりと柔らかな踊りで魅せた。
ペザント(村人の男女2名による明るさに溢れる踊り)は
20日は米沢さんと福田さんが磐石なテクニックで沸かせ、
22日は寺田さんと江本さんがふわりと柔らかな踊りで魅せた。
良質な音楽を奏でるオーケストラと指揮の井田さんも讃えたい。
登場人物の感情を乗せそのまま代弁しているかのような
丁寧で豊かな演奏、そして
ダンサーを実によく見て振っていらっしゃる井田さんにより
舞台に一層厚みが出ている。
土曜日は米沢唯さん、厚地康雄さんが主演である。
シンデレラで王道の少女漫画のような世界を体現していたお2人、
ロマンチックバレエ最高峰と呼ばれる作品で
どんな舞台を作り出すか、とても楽しみである
ペザントを踊られた、竹田さんです。
可憐で優雅、技術も高く、その上愛らしさも兼ね備えた満点娘、
これから、色々な役で花開かせるでしょうね!
コメントありがとうございます。
長田さんのジゼルの回ご覧になったんですね。
今後楽しみですね。
遅くなりましてすみません。この度もありがとうございます。
竹田さんは要注目ダンサーであると私も思いました。踊る喜びに溢れている素敵でしたダンサーで、華もあり、ヒューストンバレエで鍛えられた技術、舞台度胸が据わっていて頼もしい方であると感じました。