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昨日の世界バレエフェスティバルのオマージュ・ア・ベジャールは都合によりTさんにチケットをお譲りしました。
Tさんより昨日の感想を寄稿頂きました。Tさん誠にありがとうございました。
チケットをお譲りいただいた昨日の「オマージュ・ア・ベジャール」
無事見てまいりました。
ベジャールの作品は前から好きで見ておりまして、
今回はそれぞれのダンサーの作品への理解と表現力で作り上げられた世界にただただどっぷり浸ってきた、という感じです。
前から見ていたといっても比較的最近になってからなので
ジル・ロマンの「アダージェット」も首藤さんの「ボレロ」も初めてで、
本当に見られて良かったと思います。
ベジャールバレエ団の公演は2006年11月6日にモスクワで見ましたがその際ベジャールは体調不良で予定を変更してモスクワには同行せず。その時の内容を下記に再録します。カテコの動画が見ることが出来なくなっていましたのでYOUTUBE動画 UPしました。
昨日の舞台に立ったエリザベット ロスもシルロマンも参加していましたしジルロマンは昨日の同じアダージェットを演じました。写真はその際の全体写真で中央の那須野圭右さんの左側はロスです。一人飛んで左がジルでは。
下の写真では那須野さんを中心に撮ったので切れていますが左がロスですね。
今晩はボリショイのプリセツカヤなど多数のダンサーに振付をしている世界的巨匠のモーリス・ベジャールのバレエ団のチャイコフスキーコンサートホールでの公演に行ってきました。
写真はその中で最初と最後の演目で重要な役を演じた那須野圭右さんです。海外にいるとこのような公演で思いがけず邦人ががんばっているのを見ると嬉しくなります。
一幕目 :
*L'Art D'etre Grand-Per 音楽:Hugues le Bars
スポットライトが当ると舞台に平均台、覆面に黒マントの男La Grand-Pere (Denis Vasquez)、実は後ろ向き。その後男達がサーフィンをしたり、フランス語での指示に基づいてオレンジ色に黒の縞服の男女ダンサーが集団で踊ったり、あん馬の上でカップルがじゃれたり、男性がオペラのようにフランス語の歌を歌ったり。そこに那須野さんが木刀を持って剣舞を見せる。最後にトーヤーとの気合を掛けて消える。小柄の褐色の男性ダンサーが跳躍力あり喝采を浴びる。相手役の女性La Grand Mere役はKarline Marion
*アダージェット 音楽:マーラー交響曲『第5番』 第4楽章「アダージェット」
踊り:Gil Roman
上半身裸で黒ズボンのGilが最後は何か(蝶とのこと)を最後につかんで椅子の上にのって最後はそれを開放。Gilは汗だらけになりながら熱演。
2幕目:
*Seraot-ce la mort ? (It would be death?)
音楽:Richard Strauss
Octavio Stanleyを取り巻く4人の女性ダンサー(Catherine Zuasnabar, Luisa Diaz Gonzales, Ruth Miro, Karline Marion)。 薄青のタイツ姿の男1人を4人の女性が取り合うという男にとっては幸せな設定。白、ごく薄いピンク、ピンク、濃いピンクの4色の女性と順番にOctavioは踊る。踊りそのものはクラッシックダンスの部分多くて判り易い。最後は白服の女性と結ばれる。
*Wien, Wien, Nur Du Allein
音楽:Arnold Schoenberg, Alban Berg& Johann Strauss
Angel Lulu : Ruth Miro, La comtesse: Elisabert Ros, Ludwig : Victor Jimenez, L's assasin :Neel Jansen, Und so weiter : 那須野圭右Keisuke Nasuno
ワルツを踊る正装のカップルとそれと平行してタイツ姿で踊るカップル。突然レコードが傷で繰り返しとなり場面暗転。そこから多数の男女が出てきて最後はカップルに横恋慕した男がナイフでヒロインの首をかき切るという悲劇。
この悲劇の場面から一転明るい音楽で体操系の踊りを元気良く披露するのがNasunoさん。この役は5日と7日はWilliam Pedroで今日だけが那須野さんなのでラッキーでした。元気良くジャンプ、回転など今までの暗い場面を忘れさせるダンスを1人で演じきって拍手喝采。那須野さんが消えると殺されたはずのヒロインが復活し先ほど止まったレコードが再び聞こえ始め今までのことは夢だったと思わせる。
その後カップル最後には全員登場でワルツを踊ってHappy End.
全般的感想としてはモダンダンスは今一という当方でしたがそれなりには楽しめました。特に邦人の那須野さんががんばって踊っているのは好感。
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