
2月10日にダンチェンコ劇場で振付師ボリス・エイフマンの60歳記念ガラがありました。このガラは街中のポスターでザハロワ、マリインスキーのロパートキナ、ルジマトフの3スターが参加するという宣伝がありParter.Ru経由でチケットを購入して見に行きました。最も高いチケットは9000RUB(4万円)といくら3人のスターが出るからといっても高額だったのでそれでも6000RUB(2万5千円ほど)もするチケットを購入しました。それでも8列目34番(右から4番目)という席でしたのでそれなりに見ることは出来ました。まずポスター宣伝の3スターの一人ルジマトフは不参加。
Parter.Ruで最近まで席が売りに出ていたのでこれだけ高いチケットでは空席が目立つのではと思っていましたが現実は満席でした。現在のロシアの好景気の勢いを示すと共にエイフマン自身の人気の高さのお陰でしょう。当日の演目のチラシも全てロシア語のみで劇場でも見る限りボリショイの様な外国人の観光客はほとんど見かけませんでした。
エイフマンの事はこのガラがあるまで全く知りませんでしたが週末のMoscow Timesにこのガラに関して記事が出ましたのでまず抜粋下記:
エイフマンはソ連時代から40年に渡って現代バレエの振付を続けてきた。壮大なバレエ「アンナ・カレーニナ」「赤いジゼル」、ピンクフロイドの曲の抽象的な初期のバレエ「2つのVoice]などが今回上演される。マリインスキーは昨年同様のイベントを開催済み。ブレジネフ時代に反体制派とのレッテルを貼られつつも1977年にソ連最初の現代バレエカンパニーを設立、Novy Balet(新バレエ)と呼ばれ現在はボリス・エイフマンバレエ劇場(サンクト・ペテルブルグ ボリス・エイフマン バレエ アカデミー劇場)と呼ばれます。(注:実際に劇場を持っている訳ではなくそう呼ばれるバレエ団)
1993年には彼のバレエ「チャイコフスキー」は高名な作曲家の同性愛を描き大規模な抗議デモがサンクトで起きた。
しかし彼は実際はロシア文化の狂信的な支持者でありバレエの伝統を破壊するのでなく継承しようとした。彼のカンパニーのコール・ドは評価高い。ドストエフスキーの小説をバレエ化した最初の振付家。「アンナカレーニナ」と「カモメ」は代表作。ロシア第一の現代バレエカンパニーとの評価があるものの彼のカンパニーの収入の中心は海外公演であり国の補助金はない。
写真はエイフマンとザハロワのカテコ時の写真です。
演目の感想も是非お聞きしたいです!!
Black Tieはこの公演の後の有料Party参加者だけです。このPartyも高額だったので購入しませんでしたが劇場にはParty参加のカッコをしたカップルが散見されました。