はけたけ宗匠のブログ

本業である刷毛についての話や、日本空手道昇禅会の本部師範として指導している道場の話、趣味の話

桐箱屋さんからの依頼

2009-11-29 10:46:01 | はけ・刷毛

名古屋市中区丸の内で代々桐の箱を製造している杉本幅生堂さんの依頼を受け、桐箱に砥の粉を刷り込む専用の刷毛を作りました。

Photo_3 現在使っている刷毛は、先代から使っている物で、毛が磨り減って、毛丈が2~3cmほどになっていました。

自分で購入した刷毛は、先代さん愛用のものには到底及ばないもので、結局、先代からの刷毛を使っているとのことを聞いたのが今年の4月中旬でした。先代さんからの刷毛が三段綴じだったので、「一段目を刃物でカットしてやれば、毛の長さが5~6mm長くなるのでもうしばらく使えますよ。」と応急的なアドバイスをしました。

本来、これくらいであったろうと思われる「毛の長さ」「毛の厚み」「毛の幅」などをお聞きしました。この刷毛に適している毛組の刷毛を製作した際に、一緒に作りますと、言って約束してから半年以上が経ってしまいましたが、やっと出来上がり、杉本さんの所へ届けに行きました。

縁は異なもの、味なもの!!届けに行った翌々日がNHKテレビ「ほっとイブニング 東海の技」の取材があるということでした。それも、二年前に私が取材を受けた辻本キャスターだそうで、二度びっくりでした。

刷毛を使う場面が放送されるかどうか分からないけど、丁度良かった。この刷毛を使わせてもらいます。という杉本さんの弁でしたが、残念ながら刷毛を使う放送のシーンはありませんでした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿