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発達障害の子の変化・次の課題(幼児期)

2019年03月09日 | 教育
○自己中心的で,暴力的だった子。

 先生自身が変化し,対応を変えていったこと,魔法のイスが効いて,先生の指導
がスムーズに入るようになった。次は数か月に迫る就学に向けた備え。

・徐々に自由度を限定していって,小学校の指定された課題を一定時間,同じ場所
 でやり続けることに慣れていくことも良いのではと提案。
・もしくは,好きなことをしていていいので,着席して過ごす時間を増やす。

○固まる,停止することが多くあった子。

 呼びに行く担当を決めるなどの対応で,停止が目立たなくなった。本人と相談
した中で,固まったときには肩をトントンして知らせるということでよくなった。

・日常や家庭でのエピソードを総合すると,解離性障害・転換性障害,てんかん
 発作の可能性もあるので,医療と連携することが望ましい。保護者は,しつけ不足
 や本人の怠けと捉えているようなので,理解を促したい。

○父と離別し,母もいなくなってしまい,叔母と暮らす子。

・自分本位の部分は多いが,現状の指導方針をできるだけ維持して,引継していくこ
 とで,支援級で特に不適応なく過ごせると思われる。

<社会性向上のために>

①「お願いします」「ありがとう」の実践場面を増やすこと。先生方が先回りしてや
 ってあげているので,子どもが困らない。わざと気づかないふりをして園児から
 「助けてほしい」メッセージを出すようにさせ,「ありがとう」と言えるように場
 面づくりをしていくことも一つの方法。

②わらべうた遊びやかるたなど,簡単なルールのもと,小グループで楽しむ遊びやゲ
 ームで相互の関わりの力を伸ばしていく。

③リトミックなども取り入れて,身体をコントロールする力を付けるのもよい。
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