水彩画については恨みがいっぱいあって、小学校の図画工作の時間にあてがわれた最初の画材が水彩絵の具だったのだけど、これは各種ある画材の中でも最も難しいと思われる画材であって、これを小学生くらいの初心者に与えたのではこれを使いこなせるのは初めから無理であって、多くの生徒を自信喪失や失意に導き、絵を描くことの楽しみから遠ざけたこと必至と思われるのでこれに大変立腹した。というのも僕たちにとって画材として適者なのは修正可能であることが第一の条件であるべきなのに、水彩はこれに反しているのである。僕がそのことを知ったのは修正可能画材としての油彩やパステル画を学んでからなのである。また水彩にはそれ専用の紙が必要なので普通のスケッチブックには適さないのである。これらの基本を無視して絵の初心者である小学校生徒に水彩授業を施すのは実は無茶苦茶な話なのある。今の小学校の授業風景は想像もつかないことだけど、僕ならばソフトパステルを最初の画材としてあてがいたいと思う。そんなわけで僕自身水彩画に素直に入っていくことができないで、ようやく2007年になってペン画スケッチに色を載せる手段として水彩を使うようになったのが水彩になじむ始まりとなった。しかしこれは厳密には水彩画とは呼ばれないようである。
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