毛津有人の世界

毛津有人です。日々雑感、詩、小説、絵画など始めたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

恨みこもごも水彩画 2

2025-01-05 07:26:53 | 水彩画

2007年には実に多くの風景画スケッチを残していますが、皆様にお見せできるほどのものは恥ずかしながら何もないのです。そして風景だけでは飽き足らず街中で見かけた草花もスケッチしてみたのですが、とても鑑賞に値するものではありませんでした。そしてこれらは水彩画には数えられないペン画というものだったのです。というわけで水彩はなぜか敷居の高い画材に思われました。日本に帰国してからたくさんの水彩画に接し、皆さん上手に水彩を操っておられるのが妬ましく思われもしました。最も洗練された水彩画家の個展に赴いた時には、その作品のすばらしさにポストカード一式を購入したくらいでした。そしてその原画は8万円の値がついていたのですが、画家が言うにはどれも5分で描けるのだそうでした。5分で描いた絵が8万円で売れる、僕は何か気分が悪くのを禁じえませんでした。油絵ではそのような効率の良い仕事は想像だに及ばないからです。だから恨みにも思うのでした。

 

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模写 study after Godward (1861–1922) England oil 26x36cm 2023

2025-01-05 06:38:27 | パステル画

oil 26x36cm 2023

僕はこの作者の絵も随分と勉強のために模写しました。女の人がみな美しく肌につけている古代ギリシャ風の衣装が何とも魅力的に感じられました。

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リスボンの電車事情

2025-01-05 06:03:15 | 動物画

油彩 26x36cm 2014年

日本で一番の過疎の県といわれる鳥取や島根の人口密度がヨーロッパの国では一般的だと言われて皆さんは何を考えますか。僕は実際ヨーロッパを旅し、リスボンにも3年定住して思ったことはこんなに閑散としてどうしてビジネスが成り立つのかという疑問でした。ショッピングモールが混雑するのはクリスマスの直前だけで普段は本当に閑散としているのです。それでもほとんど全員が夕食は家で家族と一緒にとることができるし、頻繁にホームパーティーなど開いて日本人の生活から見れば実に華やかでリッチな生活を楽しんでいるのです。どうしてこんな格差が生まれるのか僕には不思議でなりません。電車や地下鉄に自転車を持ち込んでいた人を何度か見ましたが、日本では考えられない光景です。そのたびにうらやましく思ったことでした。リスボンにはとある有名な美術館があるのですが、週末には無料開放されて誰でも自由に鑑賞することができるのです。これも日本では考えられない光景でしょう。

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