何度目だろう。
また北海道へやってきた。
年末の特番さながら、毎年恒例のようになりつつある。
今回は東京から女満別にやってきたが、空港から一歩外に出ると、そこは異国であった。
寒くてタクシーの勧誘のない東南アジアを連想してしまったが、それはもはや東南アジアではなく、単に道が分からなかったのが不安だっただけなのかもしれない。
18:00に着いて真っ暗。
道は真っ直ぐ。
大地は真っ白。
ではなく、まだ雪は降っていない。
飯はやたらと美味い。
宿はログハウス。
風呂は檜風呂。
コンビニはSeicomart。
あ~いよいよ北海道だ、と思ったのは朝日を浴びた瞬間。
日の出が早すぎて、笑ってしまった。
日の出と共に人々が活動を始める感じが、またすごく自然だ。
一歩外に出て、その大地の広さを確認して飯を食う。
幸せだ。
フィリピンから日本に帰ってきた時は違和感しか感じなかったが、久しぶりに北海道を訪れても、戻ってきた感しか感じない。
帰属意識とは、慣れではなく、根源的欲求の問題ではないだろうか。
とにかく、小難しいことを考えなくても、ここにいるだけでただただ幸せだ。
これからの旅が楽しみでならない。
Q.E.D.