以前からバス運転士を行うことによるメリットについては、多くこのブログで紹介してきたと思います。
やはり最大のメリットは、最初は大変ですが仕事さえおぼえれば、一人仕事で気楽なところだと思います。
次に、こんな気楽な仕事の割に日本人の平均賃金ぐらいは、最初から貰うことができます。
そんなことから、過酷な勤務をされてきた銀行マンやSE、フリーランサーなどの方が、転職の際にバス運転士を選ぶケースも珍しくありません。
また、大企業や老舗企業などで重要ポストにいた方が、子供が独立したことを期に気楽に仕事がしたいという考えから、バス運転士になるケースもあります。
バス運転士は、本当にビジネスの第一線でやりきった方には、もしかしたら最高のセカンドキャリアかもしれません。
ただし、ビジネスで中途半端な実績しか残していない人間には、世の中に取り残されているような疎外感をしばしば感じる職業かもしれません。
最近、私もこの疎外感に悩まされています。このブログで、情報発信を始めた動機の一つに、生の情報を加工、咀嚼することで、衰え行くビジネスの感覚をごまかしているのかもしれません。
ビジネスの感覚は、営業職で人に物を売らなければ身に付きません。また、本当に必要なトレンドを知ることも、営業職以外では身に付きません。
したり顔の学者やインフルエンサーのいうことをいくら聞いても、資格をいくら取得しても、本を多く読んでも、いつまでたっても同じです。
この世間から取り残されていく疎外感が、バス運転士になることの最大のデメリットと私は感じます。
ただし、バス会社に入社したからには、この業界で必要とされる人間にはなりたいと思います。
それが運転士なのか、運行管理者なのか、観光バス営業職なのかは今は分かりませんが、このバス業界にはこだわりたいと思います。
2024年問題も始まったばかりで、今後この業界がどうなるかは分かりません。こんなこと云ってて、いきなりリストラされることもあります。
資格の本ばかりでなく、バス業界や旅行業界についての本も読まなければ、生きた経験との融合は難しいと感じる今日この頃です。