バス運転士未経験のでバス会社に就職をする場合は、都会の大手バス会社に就職をお勧めします。
理由については、過去の記事で既に掲載していますので、是非ともご確認ください。
特にお勧めは、都営バスなどの公営バスか小田急バスや東急バスなどの比較的大手で給与(=基本給+残業その他手当+賞与5ヶ月分)の良い会社です。
正社員の年収は、路線バスの場合でおよそ1年目で概ね400万円で、2年目で450万円、3年目で500万円、10年目で600万円です。
高速バスの場合は、路線バスの年収に50万円程度プラスした感じで考えて貰えば良いと思います。
地方や中小のバス会社の場合、都会のバス会社よりマイナス50万円程度と思っていただければ間違いないでしょう。
但し、地方の場合は物価も安いため、生活レベルは都会と大して変わらないと思ってもらって結構です。
次に運行管理者は、資格保持者で月収26万円前後スタートが一般的で、年功によって給与は上昇しますが、概ね路線バス運転士よりも年収にして50万円程度低くなります。
もしも、運行管理者が路線バス運転士と同程度の給与水準を確保したいと思った場合、観光バスや送迎バスの営業職を兼務することで可能になると思います。
通常、運行管理者は自社の乗務員として3年程度の経験者が適任です。
しかし、上記のように給与の落ち込みが予想されることから、バス運転士が希望を出すケースは未だ少ないです。
そのために、バス業界や運転業務の未経験者を採用するケースがまだあり、業務の難しさから人の出入りが激しい業務です。
さて、昨今若い方の就職難が注目されていますが、中高年や女性の就職難はもっと深刻かもしれません。
しかし、日本では生きるために「ほんの少しのプライド」を捨てるだけで、まだまだ安定した生活を送れる職場はあります。
路線バス運転士3年以上の経験と運行管理者の資格があれば、今後もバス業界ならば食いっぱぐれは無いと思います。
特に2024年4月から、運行管理者の資格を持っていることは、新たな採用の上で大きな加点要素になってきています。
少し見栄えは悪いかもしれませんが、安定企業で確実なキャリア形成を行いたい人には、今熱くお勧めする業界です。
今後、景気も不透明で難しい時代になることが予想されますが、前向きに乗りきって行きましょう!