旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

農作業と収穫

2009年07月12日 12時14分47秒 | Weblog
早朝の4時過ぎにごそごそと起きだして未明の県道を北進した。20分ばかり車で駆けるとちょうど夜明け前に農園についた。1週間ぶりである。車道からみるとまだ網を張っていないトマトの近くに赤い実が2・3落ちている。カラスにやられたことを直感した。幸いにも悪戯をされたのは2個にとどまっていた。ほっとした。あわててトマトを収穫した。プチトマトも含め40ほどを収穫することができた。

収穫後見渡すと雑草の繁茂が激しい。先週に草むしり・草取りをしたばかりだというのに農園は雑草の緑で覆われてしまっている。特に昨年休耕していた半分の緑が濃い。ひとりぽっちの農作業を始めた。一時間ほどの作業で畑は土色に変わってきた。二抱えほどの雑草の山ができた。汗だくになった。それでも爽快だ。

7時ころになって管理人の農家の方が閉鎖された農園を解放するためにやって来た。カラスが私の区画に来てトマトに悪戯することを心配していた。他の区画の皆さんは防御策を講じているそうだ。来週中に網を張る予定である旨を告げた。

キュウリも一本がカラスに悪戯されていた。カラスの場合、実を食べられるのではない。突かれるのだ。カラスの悪戯に遭ったキュウリにしてもトマトにしても嘴で突かれた跡が鮮明に残る、ただそれだけのことだ。約40㎝に過大生育した濃緑のキュウリが緑の葉のなかにカラスの嘴を連想させるえぐられた白い果肉をさらしている。「あ、やられてしまった。」という心境だが、カラスと共生できているようで少し胸が弾む。プロ農家であればそうはいかない。こちらはアマチュアなのだ。

インゲン豊作、ナス豊作、オクラもようやく花をつけ始めた。サツマイモの生育のよさは大振りな葉に表れている。落花生の葉にも勢いがある。日照が回復するとピーマンも多くの実をつけることであろう。コーンは3本ばかりが虫にやられている。来週の土曜は虫退治だ。キュウリも先々週新たに撒いた種5つが花をつけ始めた。初夏の私の区画はインゲンと先行するキュウリが勢いを失い、サツマイモそれに落花生に勢いがある。ナスとトマトが収穫の季節を迎える。

農薬や化成肥料は使用していない、完全な有機農法だ。有機でやるのだから除草剤は使わない。当面は肥料が十分に効いた雑草の繁茂に手を焼いている。2時間ほどの除草作業と収穫でひと汗かいた。山あいの農園に日が差し始める8時前に作業を終えた。キュウリがナスが各20本ばかり、トマトが10にプチトマト30、ひと抱えのインゲンが昨日の収穫である。