旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

E Herbert Norman

2011年10月22日 09時03分20秒 | Weblog
                    ノーマン   



それにしても昨夜はよく降った。携帯傘だった。宴会帰りの夜道ではずぶ濡れになってしまった。楽しい会合だったので心まで冷えることはなかった。10月の雨は身に優しい。

気にとめていたノーマン著「忘れられた思想家 安藤昌益のこと」上下(岩波新書アンコール復刊)を手に入れた。紙屋町の地下街「シャレオ」で開催された古本市の最終日、しかも、市が終る直前になってこの本が目にとまった。やや高めであると知りつつ新本同様のこの本を買い求めた。あとでamazonで確かめてみたら相場価格だった。丸山真男あたりが持ちあげたせいもあってこの思想家は人気がある。

著者 E Herbert Norman (ハーバート・ノーマン) 1909~1957
『第二次世界大戦後の冷戦下のアメリカで起きた赤狩り旋風の中で共産主義者の疑いをかけられ、アメリカの圧力を受けたカナダ政府による審問を数回に渡って受ける。そのようなアメリカからの圧力から逃れさせるべく、1953年には駐ニュージーランド高等弁務官に任命され、その後1956年には駐エジプト大使兼レバノン公使に栄転する。同年に起きたスエズ動乱勃発では、現地の平和維持と監視のための国際緊急軍導入に功績を残し高い評価を得た。しかし、都留重人を取り調べたFBI調査官によるアメリカ上院における証言によって共産主義者との疑いを再度かけられ、1957年4月4日にカイロで飛び降り自殺を遂げた。』
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