旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

カウンセリング

2011年10月30日 19時15分40秒 | Weblog
『「キャリア・カウンセリングのシステマティック・アプローチ」とは、カウンセラーとクライエントとの間によい人間関係を作り。共同してカウンセリングの目標を定め、計画を立て、その計画を達成するための方策や処置を体系的に進めるアプローチをとることである。キャリア・カウンセリングでは一般に、このアプローチをシステマティック・アプローチとよんでいる。』木村周著「キャリア・コンサルティング 理論と実際」(財団法人雇用問題研究会 発行)より抜粋
場当たり的・対症療法的対応で実技試験に臨む限り合格は覚束ない。技能の検定なのだから、理論面よりも、もっと実践的・マニュアル的でブレがない方策や処置を体系的に進めることができるようになるために、システマティック・アプローチを実技試験に応用する作業を進めている。

矢先に小沢牧子著「『心の専門家』はいらない」という本にでくわした。裏表紙には、『「相談という商品」を「一緒に考え合う日常の営み」に取り戻す道を探る試み』とある。2年ほど前にキャリア・コンサルティングに興味を覚えた頃に感じた疑問に対して網羅的かつ詳細だ。「対等関係であると言いながらカウンセラーが知る者、導く者として上位にあり、クライアントが悩みを抱えた至らざる者であるとして下位に置かれていることは自明の構図である。」とか、『クライアント側の問題のみを見つめさせ、最初に問題提起されたものに目を向けさせないようにしてしまうのが「問題を設定をすり替えてしまう技術がカウンセリングではないか。』等かなり辛辣な意見・見解を述べている。読み進むか、即刻、受検勉強に戻るか思案中だ。