旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

試練

2012年10月12日 22時47分14秒 | Weblog
ひとさまが汗水たらして働いている金曜日にのんびりと休養しようとしたのが災いした。昨日の夕方から頭と足元がふらふらしている。またしても熱中症か?、否、熱中症にやられるような気候ではない。アレがいよいよ来たかと怯える羽目に陥ってしまった。

精いっぱい養生して3ヶ月間何もなければ熱中症、でなければアレが原因と覚悟して3カ月余り、ちょうど3カ月と10日ほどでこの症状だ。今日の午後、足元がおぼつかなくなって、ついにデパートでしゃがみこんでしまった。

ところがよく思い起こしてみると、昨日の朝から鼻水がとまらないので大衆薬を飲んで症状を押さえていた。今日の朝一で風邪の治療にいった。風邪を治すために注射と風邪薬の処方をうけている。処方を受けているから風邪は治ったと思い過ごすとは何とも迂闊だった。しかも昼前にすきっ腹で風邪薬を飲んだ。

帰宅して体温を測ってみたら37度近い。ようやく足元がふらふらする原因をつきとめたような気がした。不安というのはこういうのをいうのだろう。気を許すとつい、発熱とアレとの関係に気持ちが傾いてしまう。まだアノ悪夢が尾を引いているようだ。

怯えてしまうと免疫力が落ちてその方向に転がってしまうという。何もかも忘れて、久しぶりに2時間の昼寝を楽しんだ。

超人

2012年10月12日 20時59分51秒 | Weblog



『 いつまでもただの弟子でいるのは、師に報いる道ではない。なぜあなた方は、わたしの花冠をむしりとろうとしないのか?あなたがたはわたしを敬う。
だが、いつか、あなたがたの崇拝がぐずれる日が来たら、どうするのか?倒れてくる彫像につぶされないように、用心するがいい!
・・・
いまわたしがあなたがたに求めることは、わたしを捨て、あなた方自身を見いだせ、ということだ。そして、あなたがたがみな、わたしを知らないと言ったとき、わたしはあなたがたのところに戻ってこよう。
まことに、わが兄弟たちよ、そのときわたしはいまとは違った眼でもって、わたしの失われたものたちを尋ね出すだろう。いまとは違った愛をもって、あなたがたを愛するだろう。
多いなる正午とは、人間が動物から超人に至る道程の中間点に立って、夕べに向かう自分の道を、自分の最高の希望として祝い讃えるときである。それは新しい朝に向かう道であるからだ。
そのときは、没落する者も、かなたへ超えてゆく者として、自分自身を祝福するだろう。そのとき、かれの認識の太陽は、かれの真上に、天空の中心にかかっているだろう。
すべての神々は死んだ。いまや、わたしたちは超人の生まれることを願う。」ツァラトストラはこう言った。 』

ニーチェ著「ツァラトストラはこう言った」贈り与える徳(ワイド版岩波文庫) から引用