モンテーニュ著「随想録(エセー)上・下 松浪新三郎訳」(河出書房新社)を久しぶりに読み直してみた。やはり数年前と同じような違和感を覚える。日本語訳に問題があるとしか思えない。原著に当たるにしても、フランス語が苦手でどうしようもない。世界の名著「モンテーニュ」(中央公論)も蔵書しているので、口直しに読んでみようかと思っていた矢先に、岩波文庫ワイド版「エセー」全6巻がヤフオクに出品されていることを偶然知り、昨夜うまく落札できた。これなら翻訳者が違う。「随想録」に限らない。私は松浪新三郎訳が苦手だ。到着を心待ちにしている。