読みかけの全集が小林秀雄、アルベール・カミユ、林達夫、斎藤茂吉。三島由紀夫だって読み終えたわけではない。王陽明についてはまず朱熹について学ぶことが前提になるので朱子学の門から入りなおすことにした。原始仏典や儒教についても願望ほどに読書が進まない。
数えてみると、この半年ほどに買い込んだカウンセリングや心理学、キャリアコンサルティング、雇用問題に関わる本だけで優に100冊を超えた。そして、加藤周一著作集全15巻を手に入れようとしている。読みたい本を身近に置いておくことが重要なのだと苦笑いする。
昼間は職業相談と訓練相談に明け暮れている。日に15名ほどの相談に乗る。離職して求職中の皆さんは必死だ。いい加減な対応をするわけにはいかない。全身全霊をもって対応する。「相談に乗る者」「相談する者」、互いの脳と心で真剣勝負なのだ。
キャリア・コンサルタントの技能検定に合格すれば、もっとじっくり相談に応じることができるような部署に移ることができるのであろうか。合格したにしてもこちらは職員ならぬ専門職、非正規の職員なのだからままならないように思う。
廣松渉著「世界の共同主観的存在構造」と茂木健一郎著「脳と仮想」が届いた。偶然なのだが茂木はこの著作で小林秀雄賞を受章した脳科学者だ。第一章は「小林秀雄と心脳問題」だ。小林が講演で「科学的経験というものと僕らの経験というものは、全然違うものなんですよ。」と述べたことをえらく高く評価している。
数えてみると、この半年ほどに買い込んだカウンセリングや心理学、キャリアコンサルティング、雇用問題に関わる本だけで優に100冊を超えた。そして、加藤周一著作集全15巻を手に入れようとしている。読みたい本を身近に置いておくことが重要なのだと苦笑いする。
昼間は職業相談と訓練相談に明け暮れている。日に15名ほどの相談に乗る。離職して求職中の皆さんは必死だ。いい加減な対応をするわけにはいかない。全身全霊をもって対応する。「相談に乗る者」「相談する者」、互いの脳と心で真剣勝負なのだ。
キャリア・コンサルタントの技能検定に合格すれば、もっとじっくり相談に応じることができるような部署に移ることができるのであろうか。合格したにしてもこちらは職員ならぬ専門職、非正規の職員なのだからままならないように思う。
廣松渉著「世界の共同主観的存在構造」と茂木健一郎著「脳と仮想」が届いた。偶然なのだが茂木はこの著作で小林秀雄賞を受章した脳科学者だ。第一章は「小林秀雄と心脳問題」だ。小林が講演で「科学的経験というものと僕らの経験というものは、全然違うものなんですよ。」と述べたことをえらく高く評価している。
私は臨海書店から刊行されている「ヘルマン・ヘッセ・エッセイ全集」をとっています。今月、2年ぶりにやっと続刊がでました。ヘッセもエッセイとなると地味で、読者が少ないのか、翻訳の事情なのか。
現在の日本のテレビの、あのバラエティーと称する愚にもつかない番組では、教養主義がからかわれ、「バカでいいじゃないか」との開き直りが受けている。
そんな時代の中で、一人、全集をひもとくのは、それなりに価値があることかもしれない。