加藤周一の「読書術」がきっかけで読書が好きになった。思い出の「読書術」がはいっているかどうか胸をときめかせながら到着を待っている。届くのは1976年から刊行された著作集の第1期、15冊だ。円熟した大家の文章というものを好まないので第2期については図書館での拾い読みで済ませる。
10数年前、研究と知識の裏付けがある林達夫の合理的かつ率直な物言いにしばし興奮を覚えた。恩人加藤周一の第1期の著作集の内に似たような切れ味を感じることができるだろうか。朝日新聞のエセーでは大家然とした文体がたまらなく退屈だった。書斎の人が老いると知識の披歴に堕してしまって輝きを失う。
10数年前、研究と知識の裏付けがある林達夫の合理的かつ率直な物言いにしばし興奮を覚えた。恩人加藤周一の第1期の著作集の内に似たような切れ味を感じることができるだろうか。朝日新聞のエセーでは大家然とした文体がたまらなく退屈だった。書斎の人が老いると知識の披歴に堕してしまって輝きを失う。
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