旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

敬愛する評論家

2010年08月25日 21時48分35秒 | Weblog
一晩の個人的な接待や遊びに、これらの本の価格の数倍、数十倍を費やしたことが何度もある。その散財が惜しかったとかもったいなかったとか考えるほど野暮じゃない。当時はその方が楽しかったのだからそれでよい。最近は夜の街に出る機会がない。照明を十分に落としたうえに、アルコールで少々感覚が鈍った目で眺めるおねえちゃんのご機嫌を取りながら酒を浴びることは極く稀だ。
                  
そして、禁欲生活1年を経てのち突如として3人の評論家に回帰したのだ。本屋で立ち読みをしたり図書館で拾い読みをするたびに身近に置いておきたい気持ちが募る著作集・全集がすべて揃った。林達夫、加藤周一の著作集と小林秀雄の全集がそれだ。ようやく揃ったという気持ちの半面で、併せてわずか36巻ほどの本を入手するのになぜかくも長い日時を要したのかを思わずにはいられなかった。この週末には鳥取市にある著名な本屋まで出かける予定だ。

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