突然ですが「スキューバダイビング」で潜るのは海だけじゃないってご存知でしたか?
しょっぱくなくて陸へ上がった後、髪も肌も器材もベタベタしないダイビングもあるんです 7月末日から一泊でそんなちょっと意外なダイビングをしてきました (え…? …いえ…まだ…ぷーさん …)
今回はイントラSさんとTくんを入れて総勢13名。私が振り分けられたTくんチームのメンバーはまっち、まっきー、くっさん、たけちゃんを巻き込んだ6人。車もSさんチームと2台に分かれて朝の6:45出発
なぜ今回、まだぷーさんのくせに潜りに行ったかといいますと、
・夏しか潜れないポイント(夏でもドライスーツ推奨ポイント)
・去年はスキル不足(何よりも耳抜きに大きな不安アリ)
というわけで、去年の時点で「来年は行く!」と決めていたのもあるし、来年こそ貯金が底をついて行けないかもしれないし…自分の身がどうなってるかわからないし行けるうちに …と…えーー、早い話がいろいろ理由をつけて潜りに行ってしまった…んです、はい
言い訳を並べてしまいましたが、しょっぱくなくてベタつかない場所、それは「湖」です 場所によっては川で潜る人たちもいるようです。(先日私が行った羅臼でも鮭の遡上を見るのに川ダイビングをするとか。水深…20cm?)
そんな淡水ダイビングを今回は富士五湖のひとつ「本栖湖」で体験 標高約900mなので高所ダイビングでもあります。高所ダイビングでは現地に到着した時点で窒素が身体に溜まっている状態になるため、着いてすぐに潜ることはできません。また、潜水計画を立てるのにもいつも使用しているRDPorホイールの他に高所用の換算表を使います。
生物は海に比べると「あはは…」と笑ってしまいそうなくらい種類は少数ですが、海のような濁り(プランクトン)や波・うねりが無く水中はスッキリしていて景色を愉しみたい派は好きかも。海に比べたら水中が静かだったような気がするな ただ、湖底はシルト(泥)がほとんどなため巻き上げないように、着低しないように気をつけなくてはなりません。浮力が取れていない人が入るとみんなして迷子になる可能性が(笑)
2日間ともほぼ通しで晴れていたのに雲がかかっていて正面に大きく見えるはずの富士山は現れず… (正面の小さな山らしきものは富士山のカケラでもありません) でも…ほとんど揺れてないピターっとしたこの水面
静かな水面を学生船長(夏休み中のお手伝い?)の操縦する船で水しぶきを上げつつポイント名“沈木(チンモク)”まで移動。潜降して少し移動するとさっそく見えてきました。
コケ?が付いていてヌルヌルしていますが腐っていません。
ででーん と、こんな感じであちこちに横たわっています。
沈んだ大きな流木を見て触って乗って座って愉しみながら
更に移動すると何やら大きな物体が見えてきて…
お? Tくんがカメラを構え始めてるな。なんだろ…?
近寄ってみると
このカタチはもしや…
車だ~
撮影位置が悪くてこんな写真ですが、写真の上が湖底です
(2かどうかは知りませんが“カ○ーラ”とのこと)
その後もこんな景色を楽しみ…
生えてるのは海藻でも海草でもなく“水草”ですよ。“淡水”ですからニシシ
水深4~5mくらいの位置だったかな。見上げるとなんとクジラの影
…なワケはなく船底。
この位置から船底を見上げることができるのは海酔人(diver)の特権
少数派の生物(笑) ワカサギの群れ。
水の色と同化していて肉眼でも少々見づらかったけど、太陽光のあたり加減によっては体が銀色にキラッキラッと光って凄くキレイだった~
浮上直後に撮ってみた。
アンカーのロープが見えます。
船長さん…お昼寝中か?
アングル的に気分はジョーズ(鮫)
でーでん♪ でーでん♪(と船に迫る)
水温は浅場で20℃を超えていてウェットでも問題ないくらいでしたが、やっぱり11mを超えると1桁いくかどうかくらいになっていたようでウェットで潜っていたまっきーはちょっと寒かったとか。そんな感じで1本目からしっかり愉しんだ後は“本栖湖 本陣”というお店でご当地グルメ(?)の熱々な ほうとう を昼食に頂きました 有名なお店らしいです
身体を温め、お腹も満足した後はポイント名“湧水(ユウスイ)”へ 水上の移動中、風が出てきていたためウィンドサーフィンがいっぱい。船の行く直ぐ先をサーーッと横切ったりしていました。
全体で200~300はいたかなぁ…。風の力だけであんなにスピードが出るんだね~とみんなでビックリ。
潜降して探すこと約30分…。ありました
写真じゃわからないですが水が沸き出ています。(写っているのはTくん、身長162cm。)
しっかりした穴に見えますが、ここもシルトなのでちょっと触るとすぐに視界が白い煙に包まれたようになります。
……無謀な海酔人(muboudiver)は好奇心が湧き過ぎてしまい…足からはムリそうなので頭から入ろうと試みましたが穴が小さ過ぎて入れず クレーター(穴)から湧き出ている水は、かき氷の中かのような冷たさで、穴の底は見えません。かなり深そうでした
Tくんチームはクレーター探しに時間がかかった上、見つけたのも小さいなものでしたが、Sさんチームは人が入れるくらいの大きなクレーターをいくつも見つけたそうで、身長178cmくらいのSさんが足から胸のあたりまで入っている写真を撮っていました。…くやしい…来年こそは私もクレーターに入ってやる…
夜ご飯はBBQ
ひとり何玉食べればいーんだな量の焼きそばや多量のお肉に多量の野菜、そしてイカやホタテがテーブルいっぱいに用意されていて、毎年来ているTくんもビックリ…。昼間しっかり動いてお腹が空いている大人13人でも最後は「まだ焼きそばがある…」となるくらいの量でした。(部屋にカメラを忘れたので写真はありません)
いつもであれば0時頃までみんなでお酒を飲んだりしているのですが、高所ダイビングであるがゆえにいつもより疲労が強かったり、お酒の回り具合が早かったりするため22時過ぎにはお開きとなり…23時前にはしっかり“眠って”いました (あっ、お風呂は地元の温泉でちゃんと入りましたよ)
翌朝、7時に朝食をとり、7:45には宿泊先を出発 (最近の私の生活では起きてるかどうかすら怪しい時刻)
タンクの到着が遅れたものの潜降時刻は9:02 身体もバッチリ高所に適応したあとの朝一なので一番深く潜ります とはいえ、ウェットのまっきーがいるので、まっきーの様子をみつつ深度を下げ、最深深度は24mくらい。潜降中、11mを超えたくらいでドライの私でも「水冷たいな~」と感じていたのでまっきーはもっと寒かったはず
本栖湖はどこでも好きなところで潜っていいので、船長さんに「ここから入る」と言えばそこで船を停めてくれます。(そして浮いてきた所へ拾いに来てくれます)
ということで、朝一ダイビングは適当に「ここで」と停めてもらったためポイント名はなく、Tくんが勝手に「絶壁」と命名(笑)
その絶壁の風景は…
大きな岩がゴロゴロ(絶壁?)
やっぱり大きな流木も…
な感じです。
あ、これは私の吐いた二酸化炭素が水面へ上がっていく様子
泡まで愛おしい景色になる
そうそう、上がってから聞いたところ「あれ? 慣れたかな? イケるかな?と思ったんだけど、次寒さ感じたら真剣に救助必要っぽいときだと思った」とか。まっきーの無事の生還、良かった良かった
写真はありませんがブラックバスがいたり、Sさんチームはニジマスやヒメマスなども見られたとか。
淡水ダイビング、生物はいないも同然だけれど楽しかった~ 来年もまた行きたいな 今回見た淡水魚はヌマチチブ(ハゼ)、ブラックバス、ワカサギ、フナ…。 ニジマスとかヒメマスも見てみたいし何よりもクレーターに入ってみたい ニヤ~リ
次に潜りに行くのはいつだろか…。秋かな
※ 他の湖でもダイビングはできるらしいのですが、透視度が良いのは本栖湖なんだそう。
気温:両日とも30℃以上
潜水時間 最大深度 水温 残圧(bar) 透明度
<1本目> 41min 18.9m 11-24℃ 180→ 30 6-20m
<2本目> 42min 9.4m 11-24℃ 200→ 60 6-20m
<3本目> 36min 24.1m 11-24℃ 170→ 50 6-20m
しょっぱくなくて陸へ上がった後、髪も肌も器材もベタベタしないダイビングもあるんです 7月末日から一泊でそんなちょっと意外なダイビングをしてきました (え…? …いえ…まだ…ぷーさん …)
今回はイントラSさんとTくんを入れて総勢13名。私が振り分けられたTくんチームのメンバーはまっち、まっきー、くっさん、たけちゃんを巻き込んだ6人。車もSさんチームと2台に分かれて朝の6:45出発
なぜ今回、まだぷーさんのくせに潜りに行ったかといいますと、
・夏しか潜れないポイント(夏でもドライスーツ推奨ポイント)
・去年はスキル不足(何よりも耳抜きに大きな不安アリ)
というわけで、去年の時点で「来年は行く!」と決めていたのもあるし、来年こそ貯金が底をついて行けないかもしれないし…自分の身がどうなってるかわからないし行けるうちに …と…えーー、早い話がいろいろ理由をつけて潜りに行ってしまった…んです、はい
言い訳を並べてしまいましたが、しょっぱくなくてベタつかない場所、それは「湖」です 場所によっては川で潜る人たちもいるようです。(先日私が行った羅臼でも鮭の遡上を見るのに川ダイビングをするとか。水深…20cm?)
そんな淡水ダイビングを今回は富士五湖のひとつ「本栖湖」で体験 標高約900mなので高所ダイビングでもあります。高所ダイビングでは現地に到着した時点で窒素が身体に溜まっている状態になるため、着いてすぐに潜ることはできません。また、潜水計画を立てるのにもいつも使用しているRDPorホイールの他に高所用の換算表を使います。
生物は海に比べると「あはは…」と笑ってしまいそうなくらい種類は少数ですが、海のような濁り(プランクトン)や波・うねりが無く水中はスッキリしていて景色を愉しみたい派は好きかも。海に比べたら水中が静かだったような気がするな ただ、湖底はシルト(泥)がほとんどなため巻き上げないように、着低しないように気をつけなくてはなりません。浮力が取れていない人が入るとみんなして迷子になる可能性が(笑)
2日間ともほぼ通しで晴れていたのに雲がかかっていて正面に大きく見えるはずの富士山は現れず… (正面の小さな山らしきものは富士山のカケラでもありません) でも…ほとんど揺れてないピターっとしたこの水面
静かな水面を学生船長(夏休み中のお手伝い?)の操縦する船で水しぶきを上げつつポイント名“沈木(チンモク)”まで移動。潜降して少し移動するとさっそく見えてきました。
コケ?が付いていてヌルヌルしていますが腐っていません。
ででーん と、こんな感じであちこちに横たわっています。
沈んだ大きな流木を見て触って乗って座って愉しみながら
更に移動すると何やら大きな物体が見えてきて…
お? Tくんがカメラを構え始めてるな。なんだろ…?
近寄ってみると
このカタチはもしや…
車だ~
撮影位置が悪くてこんな写真ですが、写真の上が湖底です
(2かどうかは知りませんが“カ○ーラ”とのこと)
その後もこんな景色を楽しみ…
生えてるのは海藻でも海草でもなく“水草”ですよ。“淡水”ですからニシシ
水深4~5mくらいの位置だったかな。見上げるとなんとクジラの影
…なワケはなく船底。
この位置から船底を見上げることができるのは海酔人(diver)の特権
少数派の生物(笑) ワカサギの群れ。
水の色と同化していて肉眼でも少々見づらかったけど、太陽光のあたり加減によっては体が銀色にキラッキラッと光って凄くキレイだった~
浮上直後に撮ってみた。
アンカーのロープが見えます。
船長さん…お昼寝中か?
アングル的に気分はジョーズ(鮫)
でーでん♪ でーでん♪(と船に迫る)
水温は浅場で20℃を超えていてウェットでも問題ないくらいでしたが、やっぱり11mを超えると1桁いくかどうかくらいになっていたようでウェットで潜っていたまっきーはちょっと寒かったとか。そんな感じで1本目からしっかり愉しんだ後は“本栖湖 本陣”というお店でご当地グルメ(?)の熱々な ほうとう を昼食に頂きました 有名なお店らしいです
身体を温め、お腹も満足した後はポイント名“湧水(ユウスイ)”へ 水上の移動中、風が出てきていたためウィンドサーフィンがいっぱい。船の行く直ぐ先をサーーッと横切ったりしていました。
全体で200~300はいたかなぁ…。風の力だけであんなにスピードが出るんだね~とみんなでビックリ。
潜降して探すこと約30分…。ありました
写真じゃわからないですが水が沸き出ています。(写っているのはTくん、身長162cm。)
しっかりした穴に見えますが、ここもシルトなのでちょっと触るとすぐに視界が白い煙に包まれたようになります。
……無謀な海酔人(muboudiver)は好奇心が湧き過ぎてしまい…足からはムリそうなので頭から入ろうと試みましたが穴が小さ過ぎて入れず クレーター(穴)から湧き出ている水は、かき氷の中かのような冷たさで、穴の底は見えません。かなり深そうでした
Tくんチームはクレーター探しに時間がかかった上、見つけたのも小さいなものでしたが、Sさんチームは人が入れるくらいの大きなクレーターをいくつも見つけたそうで、身長178cmくらいのSさんが足から胸のあたりまで入っている写真を撮っていました。…くやしい…来年こそは私もクレーターに入ってやる…
夜ご飯はBBQ
ひとり何玉食べればいーんだな量の焼きそばや多量のお肉に多量の野菜、そしてイカやホタテがテーブルいっぱいに用意されていて、毎年来ているTくんもビックリ…。昼間しっかり動いてお腹が空いている大人13人でも最後は「まだ焼きそばがある…」となるくらいの量でした。(部屋にカメラを忘れたので写真はありません)
いつもであれば0時頃までみんなでお酒を飲んだりしているのですが、高所ダイビングであるがゆえにいつもより疲労が強かったり、お酒の回り具合が早かったりするため22時過ぎにはお開きとなり…23時前にはしっかり“眠って”いました (あっ、お風呂は地元の温泉でちゃんと入りましたよ)
翌朝、7時に朝食をとり、7:45には宿泊先を出発 (最近の私の生活では起きてるかどうかすら怪しい時刻)
タンクの到着が遅れたものの潜降時刻は9:02 身体もバッチリ高所に適応したあとの朝一なので一番深く潜ります とはいえ、ウェットのまっきーがいるので、まっきーの様子をみつつ深度を下げ、最深深度は24mくらい。潜降中、11mを超えたくらいでドライの私でも「水冷たいな~」と感じていたのでまっきーはもっと寒かったはず
本栖湖はどこでも好きなところで潜っていいので、船長さんに「ここから入る」と言えばそこで船を停めてくれます。(そして浮いてきた所へ拾いに来てくれます)
ということで、朝一ダイビングは適当に「ここで」と停めてもらったためポイント名はなく、Tくんが勝手に「絶壁」と命名(笑)
その絶壁の風景は…
大きな岩がゴロゴロ(絶壁?)
やっぱり大きな流木も…
な感じです。
あ、これは私の吐いた二酸化炭素が水面へ上がっていく様子
泡まで愛おしい景色になる
そうそう、上がってから聞いたところ「あれ? 慣れたかな? イケるかな?と思ったんだけど、次寒さ感じたら真剣に救助必要っぽいときだと思った」とか。まっきーの無事の生還、良かった良かった
写真はありませんがブラックバスがいたり、Sさんチームはニジマスやヒメマスなども見られたとか。
淡水ダイビング、生物はいないも同然だけれど楽しかった~ 来年もまた行きたいな 今回見た淡水魚はヌマチチブ(ハゼ)、ブラックバス、ワカサギ、フナ…。 ニジマスとかヒメマスも見てみたいし何よりもクレーターに入ってみたい ニヤ~リ
次に潜りに行くのはいつだろか…。秋かな
※ 他の湖でもダイビングはできるらしいのですが、透視度が良いのは本栖湖なんだそう。
気温:両日とも30℃以上
潜水時間 最大深度 水温 残圧(bar) 透明度
<1本目> 41min 18.9m 11-24℃ 180→ 30 6-20m
<2本目> 42min 9.4m 11-24℃ 200→ 60 6-20m
<3本目> 36min 24.1m 11-24℃ 170→ 50 6-20m
ほうとうもイイね。
やっぱ、クレーター入りたくなりますよね~
そちらの湖にはクレーターは無いのでしょうか?
ほうとう もおいしかったです
次、こちらで潜る機会あったらぜひぜひ、本栖湖まで足を伸ばしてみて下さい
タンクレンタルのDSは1件しかないのですぐわかると思います~