花園で語り合う

花に誘われて
昔仲間が集まった
話は花の数だけ
絶えない一日
楽しい時を
また一つ
人生の厚みに
加えた

采配蘭

野草の中に
珍しく采配蘭
采配をかざして
生きている
ランの強さに
心奪われる
采配を振るう
力を戴く

神は『友との語り合える』幸せを

昔の同士が集まった
咲いた満開のつつじの原に
何十年の想い出の空白を
楽しく語らう事ができた
神が咲かせてくれた
エゾツツジの原で
ゆっくりと昔の
絆を確かめる事が出来た
『友と語り合える幸せ』

陶芸三昧

塘路の陶芸仲間が
私を待っていて
９時から陶芸
昼は楽しい食事
４時まで陶芸
帰路は６時
平原に太陽が
まだ、高く雲間に
輝いていた

生命うけて２年目

生命を受けて
ついに楓らしく
石の隙間から
強く枝を伸ばして
毎朝、元気をくれる
新鮮な毎日を
身体を揺らせて
教えてくれる

美しき旅立ち

もう、実り始めた
楓の実
旅立ちの前
不安が一杯なのに
美しい色で飾って
舞い落ちる準備
頼むから実って
頼むから新たな
命を輝かせて

一杯動いて

僅かな時間
実習で一杯動いて
汗をかき
温泉へ・・・。
ふと目に付いた
赤い桃・・。
ご褒美・・。

たった一つになった

沢山花をつけて
時が流れた
互いに己の美しさを
精一杯にして
次々と終わっていった
最後の一つ
みんなの美しさと
力強さをためて
咲いていた

雨続きの摩周

観光客が雨に泣いている
摩周が雨・川湯も雨、
どこも雨・知床も雨
何とかしてください
カムイ様

昔、昔

トドワラの白い林
昔、鬱葱と立ち並んでいた
そこにロマンを浮かべて
歩いたことを思い出す
それがもう倒木になって
海水に浸かり
波に寄せられて・・・。
積み重なって
昔々を物語っている