春らしい

なんとなくどんよりと
空気が漂って
寝起きがぱっとしない
ひねもすのたりのたり
と、今日は過ごしてしまった
ぼけーっとテレビを見ていると
北海道代表高が１０対１で
負けていたぼけーっと
過ぎた春の一日

一本の木の周りから

一本の木の根が
大きく呼吸をし始めた
春は地底の熱から
はじまり始めている
木々は春の熱を吸収
し周りの草木の眼を
覚まさせる
間もなく春が来る

ある仲間が逝く

人のためにさまざまな
お世話をしながら
楽しい人生の中で
友は癌をわずらい
戦いながら
去って行った
変わり果てた
彼の顔に花を飾り
手を合わせた
淋しい気持ちで
空を眺めると
満月のように
輝いた月が窓に浮かんだ

寒さ寒さ寒さ

寒さが目立ってくる
もう勘弁してほしい
四月も間近
突然、春が動き出す
その時は
大きく背伸びして
春を楽しもう

こらの声は春

寒い一日の中に
木のぬくもりの
暖かさにこころ騒ぎ
子どもたちの歓声が
春を呼ぶ

今朝、なんと雪

昨夜、
静かに忍び寄った
雪に驚いて玄関へでた
庭木はすっかり首を垂れて
ガッカリ・・・。
寒さも－６
一丁景気づけにと
回転すしへ
せめてお腹の中へ
春を放り込んでやろう
あれ？財布は冬枯れ

春模様

林の中に春模様
地中から春が
もり上がって
草の芽も
力強く
萌え始めた
しかし、今夜は
雪模様
ジワリジワリと春が来る

ヤー春です

木々もいつもと違う
空も風もいつもと違う
エゾシカもいつもと違う
我が家もいつもと違う
赤飯だ・・はるですね。

寒さを纏って

作品たちは寒さを纏って
主人を待つ
春を待っている
気持ちを察して
じっと我慢して
そこに存在する
力付けられて
今日も土と遊ぶ

遅い春に揺れる

家の前の公園のブランコが
細かく振り続ける雪の中に
風に揺れている
冬の風たちが
まだブランコで遊んでい
春たちよ
そろそろ顔を出して
ください