デジブック 『壮観阿寒晩秋』

突然ぱっと咲きだしたテッセンの花
咲く時を今得たとばかりに
懸命な咲き方に驚く

ほかの花たちも何とか
今のうちにと
咲きだすその美しいこと

朝顔もわずかな日差しの力を
一杯に受けて
最後の花を咲かせて
去っていた

これまで生きがいを語り
色に表わす最高の色に
いわば今年の歩みのを語る
最後の色
さて、私はどんな色や形になって
今年を終えるだろうか

若い時は老人のか??と、
じっくり見もしなかったが
最近の老人創作力には眼を見張る
者がある、

若者は何を創作しているのか?
特定の人たちの作品が多いが
現代高齢者の創作力には
実に充実感を感じる
一人でもくもくと創る姿
大勢の仲間と楽しく
会話を弾ませながらの創作
いずれにしても
自分の想いが伝わる
作品で驚嘆する

神の子池の道化者に
出会って
是ぞ中標津の風景を探した

山に大きな牛文字
是はどこにもないぞ

標津岳・養老牛方面へ行く途中
山波と牛の放牧
この風景も
中標津ならではの風景
満足一杯で
養老牛温泉に入る
今日の一日

子どもたちと父母が
陶芸体験
「作りたい」の一心で
集まる、
わいわい言いながら
懸命に楽しむ姿は
創作の塊

対応する大人の力も
負けてしまう
早速、癒しのため
温泉へ友といく
そして、摩周湖へ
静まり返るカムイの姿には
我を取り戻し
落ち着き
今日はゆっくりと
床に就く
創作の塊の日

飛び回った今日
ふと空を見ると
雨上がりの空
うっすらと虹が現れ、
眼を奪われ
われを忘れた
ふと気がつくと
自分の今の状況を知った
この2・3日
次から次へと頼まれ仕事
つい、飛び回った自分を見た
少し、動きすぎかな?
明日もまた・・・
午後からは友が訪ねる
これは楽しみ・・楽しみ。

今日は休息の日
少し動きすぎ
そんな自分に
ゆっくりと時を遊ばせたい

屈斜路のホテルへ出かけ
バイキングを楽しむ
景色を眺め
白鳥も一緒に
ランチを楽しむ

新たなエネルギーで
夜は陶芸教室で動き回る
明日は窯焚き
その中のわずかな
休息を大切にしたい

大きな壷の積み上げが
終盤にかかる
最後の締めくくり
是が肝心
ゆっくりと考え
壷口の形
全体の形との調和が
難しい
さてどんな
壷口にしようか
楽しい温泉の時間で考え
明日はしっかりと作り上げることにしよう

昔、亡くなった親友が
「疲れた。」と、嘆くと
人生の中で「疲れた。」ということばは
儚い方がいいと、よく言われた
そんなことがふと頭に浮かんだ
今日も多忙で夜まで頑張って
ふと「疲れた。」と、いいたくなったが
やめにして
兄の遺してくれた
珈琲挽きを出して
コーヒを一服
幸せな気持ちになった
「やっぱり疲れた。」と、
言わないことにして
人生を送ることにした
別海マラソンで
友人が116と頑張った
勿論「疲れた。」とは
言わなかったろう。
たぶん「やったー。」「よしまた走る。」と
希望を描いたに違いない。
この珈琲飲んでほしかった。