8月7日の札幌第11RG3エルムS(ダ1700)に、当場生産馬のフルデプスリーダー号が出走しました。
前走のOPマリーンSを勝ってここに臨んだフルデプスリーダーは、他の多くの実力馬が揃うなかで9番人気でレースを迎えました。
この馬の場合、毎回スタートがカギとなるところがあり、スタート前のゲートでも一度立ち上がるなど心配になる面もありました。
実際、スタート後もマリーンSの時よりは後方気味となってしまいましたが、そこから鞍上の丹内騎手が押し上げていって、2列目付近でポジションを確保します。
道中も先頭集団を見る形でレースを進めて、3~4コーナーあたりで先頭に取り付こうと徐々に加速していきます。
最後の直線では先頭の馬が一瞬フワッとする面を見せるなか、フルデプスリーダーは丹内騎手の追い出しに応えるように力強く伸びて、最後は2着馬をクビ差交わして優勝しました。
馬主様そして関係者の皆さま優勝おめでとうございます。
本馬は、2018年のセレクションセールで現在の馬主様に落札していただきました。
当時の紹介記事は以下のリンクからご参照ください。
【セレクションセール №2】ファーストチェアの2017(牡 父ヘニーヒューズ)
ここまで掲示板を外したことは3回だけで、馬主様のために堅実に走ってきてくれたフルデプスリーダーが、やっと大きなタイトルを獲ってくれました。
2018年のセレクションセールでは、当場から2頭合格して上場したわけですが、もう1頭の合格馬がディープボンドでした。
同期に大きく差を付けられていたものの、これで同じ重賞勝ち馬になってくれて嬉しい限りです。
そして、フルデプスリーダーが所属する美浦の斎藤誠厩舎は、これで12週連続勝利という快挙を達成されました。
馬たちが頑張っているのはもちろんのこと、夏のローカル開催のなかでも勝ち数を伸ばし続ける厩舎力の高さが素晴らしいです。
一部報道では将来に向けては海外路線も視野に入ってくるとのことで、これからの活躍がますます楽しみなフルデプスリーダー。
でも、まずはゆっくり休んでもらって、国内を含めた次走へ英気を養なってほしいと思います。